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抜歯即時インプラント
2020年3月17日
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
本日のインプラント症例
上の前歯部の違和感を訴えて来院。数年前よりずっと腫脹を繰り返している状態であるとのこと。
動揺を認め、ポケットより排膿している状態。レントゲン写真では根の吸収を著しく認める所見でした。
保存が困難であることを説明の上、抜歯後の治療法を複数説明した結果インプラント治療を選択。
今回、根の吸収が長期間にわたり行われていたためか、骨もできてきているため抜歯即時インプラントが適応されることを説明。
CT、口腔内スキャナーにて設計しました。
まず、抜歯。できるだけ骨に影響の出ないように抜歯を行います。
十分に不良肉芽組織を掻爬して骨面を綺麗にした状態にして、埋入に入ります。今回も切開なしのオペ。
埋入直後の状態。植立しているピンは、埋入直後にインプラントと、骨がどれだけしっかりついているかを計測するために使用したピン。
オステル装置使用のためのピンです。
埋入直後にも関わらず、高い数値を示しました。(70以上)この時点で70以上を認めれば抜歯即時インプラントにおいて良好な状態です。
仮歯装着。あ、明るい・・・
事前に口腔内写真を技工士サイドへ送っていましたが、周りの歯に比べて明るい仮歯の状態。
スクリュー固定の仮歯であるため、一旦装着し後からシェードを変更することに。患者さんはあまり気にされていませんでしたがこちらが気になって仕方ありません。
しかし、切開と抜歯時に極力粘膜を痛めなように抜歯したため、術後の粘膜が非常に綺麗です。
もともと、動揺して両隣接の歯と固定してあった状態でしたが、固定しなくても動揺していない状態です。
もちろん、厳密に骨とインプラント体が結合するには時間がもうしばらくかかりますので、食事などは堅いものなど注意する必要がありますが排膿や腫脹、動揺もないため1日でQOLが回復しました。
仮歯の色だけすぐ合わせます・・・
このように、デジタル化を推進することで抜歯即時インプラントも非常に低侵襲で治療を行っていくことができます。
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