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長さの異なるインプラント

2020年6月26日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

連続して欠損している場合において、2本連続でインプラントを埋入することは一般的にあります。

しかし、骨の高さや神経までの距離はその部位により異なってきます。

先日のブログでも書いたように、どのような経緯で抜歯に至ったのかで、骨の戻り、いわゆる治りが違うのです。

今回のケース、CTとスキャナーで計画を立てている段階。
右下の2本が欠損しています。

奥のインプラント予定部位が、手前のインプラント予定部位に比べてアプローチする骨の高さが微妙に違うことがわかります。

奥の方が骨の位置が手前に比べて低い状態にあります。

低いところに位置しているということは、その分顎の下に位置する神経までの距離が近くなります。

そのため、複数インプラントを行う場合でも1本単位でしっかりと計画を作ってあげる必要があります。

また特に奥歯にインプラントを埋入する場合に考慮する必要性があることがあります。
それは「開口量」です。

患者さんがどれだけ口を開けることができるのかという問題です。

インプラント治療は、ガイドを装着してその上から形成していくため、どうしても一定の開口量が必要となります。

最近では、短い道具も出てきていますが、作業スペースをしっかりとるためにはある程度の開口量が必要となります。

そして、奥にいけばいくほど作業スペース(上との距離)は短くなっていきます。

CTや画像上では、長いインプラントを入れることができるとしても、開口量が足りない場合は、作業スペース不足により埋入ことができない場合があります。

このように、同じ時間に隣同士のインプラントを埋入する場合も長さを変更することが大切となります。もちろん、結果同じ長さで埋入することができる場合がありますが。

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