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インプラントにしたほうが良い症例

2020年11月13日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

インプラントは欠損となった場所に対してインプラントをいれ被せ物を行うのですが、私の中でこれは絶対インプラントがファーストチョイスとなるなと思うケースがあります。

 

欠損となった場合の治療としては

 

・ブリッジ(ブリッジの支台となる歯がある場合)
・義歯
・インプラント
・何もしない

 

この4つの選択肢が存在します。

 

ブリッジは現在ある歯がどのような状態か、ブリッジができるような設計なのかを確認して行っていく必要があります。

 

義歯は基本どのケースでもできます。
インプラントは骨がないとできません。

 

そして私の中でインプラントをファーストチョイスとしたほうがいいケースが「中間欠損」です。

 

中間欠損とは、両隣の歯がある状態で真ん中だけ欠損しているケースです。

 

ブリッジなどのケースと考えて良いと思います。
元々ブリッジであったケースなどはまた別なのですが、新たに中間欠損となった場合はインプラントがベストです。

 

一つケースを出します。
右下が被せ物脱落し、残根となってしまい保存が困難となってしまった患者さま。

 

抜歯が必要であり、抜歯後の治療をどうするかを悩んでいました。

 

両隣の歯は健全な状態であり、手前の小臼歯はやや内側に萌出しています。

 

一般的に保険で治すとブリッジとなります。
しかし、健全で治療していない歯を削る必要性があることと、内側に萌出しているためブリッジにすると少し削る量が増えるほか、清掃が大変となり歯周病リスクが上がるということがわかります。

 

長期的に考えれば絶対的にインプラント治療がいいと考えられます。
そこで患者さんに説明し、プランニング

 

 

骨もしっかりしており、理想的なポジションで両隣接している歯にも影響なく埋入することができます。

 

患者さんも長期的に予後が良いこと、予防的な治療をということのためインプラント治療を希望されました。

 

インプラント治療は、このように欠損部位に対して単に噛めるようにするということだけではなく、他の歯に対しても影響が出ないようにするための予防的な側面があります。

 

特に中間欠損症例に対しては、最も力を発揮するのではないかと考えます。

 

抜歯後にすぐブリッジにする前に、義歯にする前に、もう一度よりベストな選択がないか歯科医師としっかりと相談するようにしましょう。

 

 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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