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インプラントプランニング

2020年12月7日

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

欠損した部位に対し、どこまで欠損部を補填するのかという話をします。
本来、欠損せずに永久歯が全てある状態(親知らずは除く)だと全部で28本存在します。

 

理想はこの28本で咬合関係をつくるのが良いのですが、欠損した場合や残存歯の状態によってはこの28本が全てではありません。

 

というのも、8020運動って聞いたことありますか?
日本歯科医師会が推奨する80歳で20本以上歯を残りましょうという取り組みです。

 

ここでいう20本というのは、奥歯2本ずつ合計8本欠損しても20本あれば食事に影響がなんとか出ないであろうということから来ているそうです。

 

現実的には、奥歯2本が欠損してしまうと最後方臼歯が第2小臼歯となってしまうため、この第2小臼歯は根が短く細いため早期に悪くなってしまいやすいので、大臼歯に相当する歯は必須となってきますが。

 

今回インプラントを行った患者さんのレントゲン写真。

 

両側の臼歯部が欠損しており、左側は4本欠損、右側は3本欠損している状態です。
全て、28本補填するならば左側も4本、右側は3本埋入する必要があります。

 

しかし、噛み合う上の歯が左側は6番目まで、右側は6番目までとなっています。
上はこれ以上奥に歯をつくる予定はないため、この本数で十分なのです。

 

インプラントの埋入の考え方には様々あります。
外科的主導型、いわゆる骨があるところに打てるだけ打つという方法。
もう一つが、補綴主導型。

 

最終的な設計や使用法、メンテナンスなどを考慮した上で設計する方法。
今回は、補綴主導型で考え設計しました。

 

結果コストパフォーマンスも良いですし、患者さんの身体的な負担も軽減できました。

 

欠損が多くて、インプラント治療をするには本数が心配という方がおられましたら、様々なプランを立案することができましので、お伝えください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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