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インプラント周囲炎に対する対応

2021年8月30日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

インプラントもしっかりと手入れを行っていないと、炎症の原因になることがあります。
昔行っているインプラント部位が腫脹してきたと訴えて来院された患者様。

10数年前に他院でインプラント治療を行っており最近になり腫脹を認め出してきたとのこと。

洗浄を数日行ったのち、レントゲン撮影にて状態を確認することとしました。

このように骨のレベルが手前のインプラント部分だけ少し落ちてきているのがわかります。レントゲンでは歯肉の位置がはっきりとはわかりませんが、実際インプラント部位のポケットは5mm以上存在している状態。

歯ブラシの毛先が歯周ポケットに入り込むのは1mm 程度であるため5mm以上の場合は細菌が取り除けずに蓄積していき歯周病やインプラント周囲炎が進行してしまいます。

インプラント部位も一旦感染が始まると、なかなか止まらなくなってしまうので次回一旦フラップして清掃することとなりました。

インプラントの治療としてはフラップ後に感染している部位の清掃をレーザーなどを用いて可及的に行います。

インプラントも埋入して終わりではなく継続的な管理が大切です。
インプラント後もしっかりと管理していくようにしましょう。

 

 

 

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