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抜歯即時インプラント

2022年6月10日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

インプラントを埋入するタイミングはいくつかあります。

・抜歯後数ヶ月経過したのち骨回復してから埋入
・抜歯と同時にインプラント埋入
・抜歯と同時に骨造成を行い、その後数ヶ月後にインプラント

それぞれ状態によりインプラントの埋入タイミングは変わってきます。
できるだけ欠損している期間は短くしたいと考えれば、抜歯後にすぐインプラントがいいですよね。

次回抜歯即時インプラントで埋入を予定している患者様。

左下の第一大臼歯ですが、歯根は吸収し短くなっている状態。
歯根の吸収と骨の添加が同時に行われていたせいか、歯根は吸収されていますが割と骨はできている状態です。
中隔も存在。
第一大臼歯などの複根の良いところは歯根を分けている中隔があることです。
中隔は骨で吸収しにくい場所なので、中隔がしっかりとしているとインプラントの固定源になりやすいですね。

今回のケースでは中隔が存在していることや、骨が歯根吸収に対して添加されているため抜歯即時でインプラント埋入が可能であることを説明。抜歯即時インプラントを行います。

抜歯即時インプラントの場合は、抜歯とインプラントを同時に行うことができるため負担が少ないのが患者様の利点。
腫脹、疼痛も最小限でいけるのが特徴です。

しかし抜歯した欠損部の大きさと、埋入したインプラントの径とのギャップが大きければその隙間に骨を補填する必要があるます。
どれくらい補填する必要があるかも、事前にCTにて予測精査。当日に準備します。

抜歯即時インプラントは全てのケースで適応されるわけではありませんが、適応が合致すれば非常に負担少なくインプラント治療を受けることができますので一度ご相談ください。

 
 
 
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