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前歯部4本欠損に対してインプラントは何本がいい?

2022年8月26日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

インプラント治療は欠損した数だけインプラントを埋入するのではなく、インプラント同士であれば連結が可能であったりします。
前歯部の動揺を訴えて来院された患者様。

ブリッジが装着されており外して状態をチェックすると動揺が大きく保存は不可能な状態のため抜歯。
抜歯後義歯を装着しました。
その後、インプラントでの補綴処置希望ということで、欠損本数は前歯4本。

4本インプラント入れることもできますが、咬合などを考慮すると少し4本は埋入しすぎかなという設計。そのため2本埋入しブリッジという設計にしました。

インプラントの場合は長さや径をこちらで決めることができるほか、骨質の良いところに埋入するのが原則としてあるため、自分の既存の歯より強固であることは間違いありません。
自分の歯と同じように感染リスクは当然あるわけで、感染にかかれば防御反応のない人工的なインプラントは一気に悪くなるのも特徴ですが、感染コントロールをしっかりしておけば抜けることのない安定したものであることは間違いありません。

2本埋入しブリッジにしました。
あとはしっかりとセルフケアをご自身で行うことと、定期的な歯科医院でのダブル管理が必須。
安定した口腔内でいることができれば2本でも十分機能的にも問題なく使用できます。

オールオン4という考え方が少し昔に流行しました。
下顎なり、上顎なり全て欠損に対して4本のみ埋入し10本-12本の歯を連結で入れるという方法。
上顎はやっぱり5本は必要だろうということで、最近は上顎フルケースでは5-6本埋入することが多いですが、それでも10本欠損しているから10本埋入しなければいけないということにはなりません。

インプラントと自分の歯の連結はNGですが、インプラントとインプラントの連結は問題なくできますので本数を状況に合わせて決めていくことができます。
 
 
 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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