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インプラントの待機期間について

2022年10月22日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

インプラント治療のほとんどが2回に分けて行います。
2回と言うのは、1回目にインプラントを埋入して、2回目に被せ物を作成するという段階を踏みます。

1回目にインプラントを埋入したらまず骨とインプラントがしっかりと結合するのを待機する必要があります。
結合する前に負荷をかけてしまうと、うまく結合ができずにインプラントが安定せず脱落してくるリスクが高まります。
そのため、インプラントを埋入したら骨結合が起こるまで基本的には待機する必要があります。

ではこの待機期間はどの程度でしょうか。
一般的には初期固定が得られ、骨造成などを行っていない状態であれば2−3ヶ月と言われます。
骨のターンオーバーであるリモデリング期間は6ヶ月ほどありますが、3ヶ月で仮骨形成されしっかりしていきます。
そうなると、インプラントと骨との微小ギャップも埋まるため感染リスクが低くなり被せても大丈夫と言う段階になります。

当院では具体的には、埋入時に初期固定がよく骨造成などが必要ない状況であれば2ヶ月で再アプローチします。
1回法であれば一度キャップを外してオステル装置を取り付けて、どの程度骨と結合しているかの数値を測定します。

そこで数値が良ければ型取りを行います。
2回法であれば部分的に歯肉を切開しキャップを外して測定します。

一方骨造成した場合は6ヶ月は待機します。
骨が完全に出来上がるのにやはりその程度かかることが長期間となる要因となります。
骨造成した骨が固まる前に負荷をかけてしまうと、骨造成した骨が定着せずバラバラになってしまいインプラントが抜け落ちてしまいます。

インプラント治療は骨造成などの治療を行うことでかなりの長期戦になります。
しかししっかりと治癒期間、待機期間を設けることで長期的に安定した状態でのインプラント生活が可能となっています。
焦らずしっかりと治していくことが大切です。
そのない期間は仮歯や仮義歯を入れることはできますので、期間含め気になる方はご相談ください。

 

 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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