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咬合を考えたインプラント治療

2022年11月7日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

インプラント治療を行う上で考えなければいけないこと、それは咬合です。
インプラント治療も、外科主導型か補綴主導型で考え方が変わってくることがあります。

外科主導型は、いわゆる骨があるところにしっかりと入れる方法。
補綴主導型は、将来作りたい咬合に合わせ適切な場所にインプラントを埋入する方法。

外科主導型であれば、骨があるところに埋入しますので骨造成などは必要ありませんが、審美的な不良や補綴処置の煩雑さにより、インプラント補綴の破折や脱離を繰り返してしまう可能性があります。

一方補綴主導型とは、噛み合わせを考慮して作成するため長期的な予後が良好である反面、骨がない部分にも設定されるため骨造成が必須になったり、治癒期間を長くとらなければならないデメリットもあります。

ひとまず欠損に対して1本だけ埋入したい。
22に埋入するか23にするか。
咬合を考えると23が側方でガイドしているため、23にインプラントをした方が破折や咬合バランスが高いことがわかります。
23は抜歯即時となるため、22に埋入した方がイージーではありますが、将来的な咬合を考えると23がベストであると判断しました。

23に埋入し連結で22に補綴のみ作りますが、今後破折してくるようなら22にインプラント追加予定。
22埋入し、23連結より長くは持つと思います。

インプラントも長期間存在し機能し続けることがとても重要です。
まずは診査診断から。大切にしていますのでお悩みの方はご相談ください。

 
 
 
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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