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デジタル化によりインプラントの侵襲性が低くなってきた

2023年3月2日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

インプラント治療も進化しており、デバイスのデジタル化により様々な外科的侵襲性が低くなってきています。
特にインプラント治療においては昔に比べかなり変わってきました。

以前であれば、大きく切開して骨の状態を精査しながら埋入していくことがスタンダードでしたが、今ではCTで事前に骨の状態やデジタル印象とCTをマッチングさせてサージカルガイドを用いることで、ピンポイントで埋入していくなど患者さんへの負担もかなり小さくなりました。

これもCTの精度とデジタル印象の精度や機能が大幅に大きくなったおかげといえます。
現代において、この機能を利用せずに治療を受けるないのは少しもったいないかなと思ってしまいます。
それだけかなり患者さんにとっては有益なことが多いです。

しかしこれらのデバイスの導入は大きなハードルとして導入費用があります。
精度を求めたCTやデジタル印象装置などは、各1000万円を大きく越えますし、導入するのも難しいのが実際です。
当院では補助金などを使用しながら、設備は揃えていますが高い分、患者さんへの価値は非常に大きいと考えています。

インプラント治療においてはノンフラップ治療と呼ばれる方法として、歯肉を切開せずに埋入する部位だけパンチして歯肉に穴をあけて埋入する方法もデジタル化とサージカルガイドの適合性の良さより可能となりました。
当院でもケースに応じて、ノンフラップ治療を行っていますが、最終的に埋入するときは少しだけ切開して埋入位置を肉眼で確認するようにしています。
ノンフラップ治療は侵襲性は低いですが、盲目的な治療となるためどこまでデジタルを信じるかということもあります。
99%大丈夫でも直視で確認しないと術者目線では気持ち悪いこともあります。
しかしそれでも切開すると言ってもほんの少しですので大きく切開するわけではないのでかなり侵襲度は低く患者さんは楽です。

このように、現代のインプラント治療においてはデジタル化をうまく利用することでかなり負担が楽になります。
外科的な侵襲が怖かった方もデジタル化でかなり改善されているため、一度ご相談ください。

 
 
 
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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