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下顎前歯部のインプラント

2023年5月1日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

インプラント治療に必要なもの、それは骨です。インプラントは骨に埋入し骨と結合させることで安定し長期的に使用することができます。そのため骨がなければできないため、少なかったりなければ作る処置が必要になります。骨の量や厚さは、歯の大きさ、いわゆる歯根の大きさに依存されます。

奥歯になればなるほど、歯根の数は多くなり歯の大きさも大きくなるため自然と支える骨の幅は大きくなります。一方前歯の歯根は単根であることが多くそのため骨の幅もかなり狭くなります。

今回のインプラントケースは下顎前歯部の欠損に対して。

骨幅がかなり狭いため、細いインプラントを使用しています。

32の位置が2.9mmのインプラント、42の位置が3.3mmのインプラント。

インプラント埋入後の唇側の骨吸収を考えると数mm余裕がなければなりません。骨幅ピッタリに入れてしまうと自然に骨が吸収した時にスレッド露出してしまい感染リスクが高まります。

理想的なポジションに埋入でき初期固定も良好。抜歯即時インプラントで今回はstraumannインプラントを使用。抜歯後の骨回復もあるため今回は2回法で行いました。

奥歯には奥歯として機能させるために必要な幅のインプラントがあります。

その場所に適した大きさのインプラントを選択することが重要です。

 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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