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骨造成を回避したインプラント埋入

2023年6月24日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

インプラント治療は前提として骨がないと埋入ができません。

骨がないもしくは少ないところにインプラントを埋入してしまうと感染の原因や清掃不良の原因、最悪の場合は神経の損傷など様々なトラブルが出現します。

そのため、他の残存している歯と同じ高さでの骨があることがとても重要です。

左下インプラントを予定している方。

3本欠損しているため2本埋入してインプラントブリッジを予定しています。

明らかに34のインプラント部の骨が足りません。

ここで34に埋入する必要があるかを考えます。必ず34に埋入する必要があればこの状態ではインプラントが埋入できないため骨造成を実施する必要があります。

しかし欠損が3本であり、ブリッジを予定しているその設計を変えてあげれば骨造成を回避してインプラントが可能です。

今回の場合、34,36の支台のインプラントブリッジだと34の骨造成が必須ですが、35.36の支台インプラントブリッジであれば骨造成は回避できます。

34の位置は下歯槽神経の出口部位であるオトガイ孔も近いため、骨造成も麻痺リスクなどを考慮する必要があります。

今回のような延長ブリッジはすべての部位で可能ということではありません。

臼歯での延長ブリッジは破折リスクも出てくるため咬合の強さや咬合のバランスを考える必要があります。今回の部位は計算でも十分可能な設計範囲となっています。

骨がなくてインプラントをためらっている人も、設計を変えたらできるということもあります。

もちろんすべてではありませんし、理想的なポジションを狙うのであれば骨造成は組み合わせた方がいい場合もあります。

気になる方はご相談ください。

 
 
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