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骨造成後にインプラント
2024年7月20日
骨造成後にインプラントこんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
インプラント治療において大切なのが骨の量。
骨の量が不十分だとインプラントの配置するポジションに課題が出たり、インプラントの長期安定性に大きく関係していきます。
そのため骨がない場合は、インプラント治療と併用して骨造成を行う必要があります。
骨造成とは、骨を作ることです。
どのように骨を作るかといえば、自分の骨を移植したり、自分の骨に置換される人工的な骨を利用し骨を作っていきます。
欠損部に対してインプラント治療を希望された患者様。
ほとんど骨がないことがわかります。
この状態でインプラント治療を行うと、まず初期固定ができるか問題になることと、インプラントの埋入深度が深くなることにより最終的な補綴形態が長くなるため清掃性に課題がでます。
よって長期安定性に疑問が生じることになりかねない。
よって、インプラント治療を行う前に骨造成処置を行うこととしました。
もちろん、インプラント治療と同時に行うこともできましたが、時間的にもそこまで急いでいることもなくじっくり治したいという希望もあったため確実な方針としました。
6ヶ月後のプランニング。
明らかに骨の高さと厚みが加わったのがわかると思います。
骨の質を示すCT値も良好な状態。
安心して埋入できます。
骨がない状態で、あるところに無理に入れることで最終的な被せ物の形態や清掃に大きな課題が生じます。それが結果インプラント周囲炎の原因にもなります。
まずは土台づくり。
インプラント治療における土台づくりは骨をしっかりと作ることです。
事前のCTでチェックできますので気になる方はご連絡ください。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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