ブログ

インプラント補綴装着後

2024年7月30日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
インプラント補綴装着後どのように管理していくのかと質問がありました。
 
インプラント補綴終了後は基本的には自分の歯と同じようにメインテナンスを行うのが一般的です。インプラントオーバーデンチャーやオールオン4などの少し特殊な設計に関しては、固定を外して1年に1回清掃するなどをクリニックで行っています。
 
流れを簡単に説明すると、最終補綴物が入った2週間後ぐらいに一度来院していただき噛み合わせなどの確認を行います。
 
インプラントには歯根膜感覚がないため、噛み合わせが高くてもあまり気にならないこともあり、放っておくと噛み合う歯に痛みが出ることがあります。
 
複数本数入れた場合は、2週間後ぐらいに一度来ていただき噛み合わせ含め確認していきます。
 
その時にもう一点確認するのが、スクリュー固定であればスクリューの緩み。
 
ある程度の適正トルク値で補綴物をインプラントフィクスチャーにスクリューで固定するのですが、強い咬合力がある方などは緩む場合があります。
 
そのような場合は、トルク値を上げる必要があります。
 
このスクリューが緩むことはインプラント補綴装着し1年以内に起きることがほとんどです。
 
その方の咬合力が強い場合などは簡単に緩んでくるため、トルク値を咬合力に合わせる必要があります。
 
これは使ってみて初めて確認できるので必ず確認するようにしています。
 
特にその後問題なければ、3ヶ月に1回のメインテナンスに来院していただき確認するようにしています。状態が良ければ半年に1回のペースに伸ばしたりしています。
 
インプラント周囲炎は罹患した場合の進行がとても早いため、こまめなチェックが絶対的に必要だと考えています。
 
セルフケアはきちんとできているか、被せ物は欠けていないかなどリスクチェックは常に行います。
 
前歯のインプラントにおいては、奥歯を欠損し何もしていないことで負担がかかりロストするということもあります。骨の厚みも前歯と奥歯で違うため前歯だけのインプラントで口腔内は維持できません。
 

 
インプラントを埋入して最終補綴を行ってからまずは使ってみて咬合を確認。
 
問題なければメインテナンスだけれども、咬合バランスがきちんと左右で取れていることが重要になります。
 
ご心配な方などはご連絡ください。
 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental