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上のインプラント治療の流れ
2024年11月25日
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
上顎臼歯部へのインプラント治療の流れ。
上の奥歯のインプラント治療の流れは、抜歯から少し時間がかかることが多い印象があります。下顎に比べ骨量が少ないのが特徴の上顎。
少ないだけでなくその質もやや下顎に比べると弱いのが特徴。
そして最大のポイントは副鼻腔の一つである、上顎洞の存在となります。
上顎洞は副鼻腔の中でも大きな空洞で、上顎洞の下方は口腔に近接していきます。
上の臼歯部の歯根が上顎洞に突き出ている方もいるぐらい、上顎洞の位置と口腔が近くなっており、特にアジア人においては多いと言われています。
そのため抜歯して、この上顎洞直下に骨がしっかりと確保できる、骨がしっかりしていなければインプラント治療の安定はなかなか取れません。
上顎洞の位置をしっかり配慮した上でインプラント治療も埋入することが求められ、配慮せずに埋入することで上顎洞内への穿孔などトラブルが出てきてしまいます。
様々なリスクを回避するためには、まずは抜歯後しっかりと綺麗にした後に待機となります。待機することで骨はゆっくりと新製していきます。
しかし待機しすぎてしまうと、上顎洞が重力により垂れてくるとも言われており、骨の新生を待つと同時に適切なタイミングでインプラントを埋入する必要があります。
しっかりと待機しつつも、適切に埋入が求められる上顎へのインプラント治療。
まずはかかりつけの先生に相談してみましょう。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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