治療の流れ

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当院では、治療前にカウンセリングを必ず行い、患者様が治療を理解し、納得して治療を開始していただけるようにしています。

カウンセリング

治療を始める前に、カウンセリング室にて専門のスタッフもしくは歯科医師よりインプラント治療の正しい情報を知っていただきます。
多くの方はインプラント=白い歯など間違っているイメージを持つ方も非常に多く、正しい情報を理解せずに過去インプラント治療を受けている方も多くいらっしゃいます。
一般的な手術の成功率や、リスク、デメリットも含めお伝え致します。
またインプラント以外の治療法なども含め相談させていただいております。
カウンセリングの時間は30分程度から60分ほど予定しています。
このカウンセリングで十分インプラント治療について理解していただいた上で治療のための術前検査を行っていきます。

術前検査

術前検査では、まずCT撮影を行います。
[CT撮影+口腔内スキャナー(歯周病治療は終了した前提です)]
インプラント治療を行う上で、神経の位置や骨の状態を知るということは非常に大切な要素となります。CTを撮り多角的に情報を得ることでより良いインプラント治療計画を立案することができます。
当院で使用するCTは最新の歯科用CTスキャンVeraviewX800を導入しています。

治療計画

口腔内診査、CTスキャン診査後に治療計画を立案します。インプラントも径や長さは様々あります。またインプラントのメーカーも複数あります。患者様個々に合わせた計画を立案し、歯科医師より説明させていただきます。またこの際に全身疾患を持つ患者様に対しては必要に応じ医科の先生方と対診させていただいております。

インプラント手術について

手術は麻酔下にて行います。基本的には虫歯や歯周病治療時に使用する局所麻酔で行いますが、不安が強い方や心配な方は静脈内鎮静麻酔にて眠った状態で治療を受けることも可能です。静脈内鎮静麻酔はまた注意点がございますのでご覧ください。
詳しくはこちら

一次手術

治療計画に基づき、インプラント手術を行います。
近年の歯科治療においては、CTデータと口腔内のスキャンデータと、実際の骨や粘膜、神経との相違はほぼありません。そのため最も大切なのは、治療計画の立案と私は考えます。
インプラント手術はシステムが確率されており、治療中に術式を変更する、使用する道具を変えるなどの処置は余程のことがない限り起こりません。
所要時間は、インプラントの本数により左右されますがおおよそは1時間程度と考えて良いと思います。
一次手術を終えてから、2−6ヶ月の治癒期間をおき、埋入されたインプラントと、骨との結合が確認されてから次のステップに移ります。
症例によっては、インプラント入れた当日から仮歯を装着できる場合もあります。治療計画の段階で個々に合わせて提案させていただきます。

二次手術

一次手術後一定の固定期間を設け、骨との結合が確認できた後に行っていきます。ここでは、埋入したインプラントとこれから噛むために入れる人工の歯を接続させるアバットメントの取り付けが目的になります。

取り付け(アバットメント)

これは、歯でいう土台部分になります。
インプラント手術にもタイプがあり、粘膜の下に隠す2回法と粘膜の上にキャップを出す1回法があります。
1回法の場合は基本的に二次手術での切開は必要ありませんので手術といえど麻酔なく痛みもなく治療が可能になります。
一方、2回法の場合は粘膜の下にキャップをおいているため切開が必要になります。切開と言っても大きく切開することはなくレーザーなどで部分的に切開するため、少数の本数のインプラントであれば術後縫合したりすることはありません。
二次手術でキャップを交換し、一週間ほど粘膜の治りを待った後に被せ物を作成します。被せ物を装着する際は、麻酔などはせずに治療が可能となります。

一回法と二回法は、症例によって使い分けます。特に義歯などを使用していない少数歯の奥歯などは一回法が主流となってきました。一方、骨が薄いケースや前歯などの場合は二回法を選択する場合が多くあります。
一回法、二回法ともにそれぞれ特徴がありますので、患者さんによって術式を変えていきます。

インプラント手術の終了と予後のチェック

インプラント手術がすべて完了してから、長期的な維持に向けて状態を定期的にチェックしていく必要があります。当院では多くのケースをセメントフリーのスクリュー固定のため一度外して洗浄することが簡易的にできます。
定期的にレントゲン撮影を行い骨との関係をみていきます。