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インプラントの被せ物

2020年6月15日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

インプラントの被せ物のタイプは大きく分けて2種類あるとお話しました。

細かく分類すると、義歯に使用されるアタッチメントには様々あるので今回は省き、一般的な被せ物について説明します。

コジデンではインプラント補綴のほとんどがスクリュー固定を取ります。

スクリュー固定とは、被せ物をスクリューで固定する方法です。

他にどのような方法があるというと、セメント固定です。これはセメントで被せ物とインプラント体を固定する方法です。

それぞれの方法に一長一短がありますが、スクリュー固定の方がリカバリーがスムーズであったり、被せ物の交換が簡単だったり、洗浄もこまめにできるので当院ではほぼスクリュー固定としています。

技工所よりこのような形で納品。

最近は、デジタル化により模型レスで作成することが多くなっているので模型はなく、これだけ納品されます。
もちろん、模型を作成する場合もあります。

デジタル化して作った場合の納品はこの2点です。
土台がついた被せ物とスクリュー。

噛む面にスクリューが挿入されるための作業スペースが設けられています。

ここからスクリューを挿入して被せ物をインプラント体とスクリューで固定します。

最終的には、被せ物と同じ色のレジンにて封鎖します。
外す時は、封鎖したレジンを削合して、スクリューを緩めれば外れてきます。

インプラントはこのような構造となっており、フィクスチャーと呼ばれる本体は被せ物をつける時は一切触りません。

フィクスチャーとキャップをスクリューでつないでいるので、スクリューを緩めて被せ物を入れます。

スクリューで固定しているので長期間使用していると緩んでくることが稀にあります。

最適な力でスクリューを固定しているので、ケースは多くないですがたまにあります。

このような場合は、インプラントが動揺している感覚があるのですが、実際は上の被せ物が外れかかって動揺しているので、スクリューをしっかりと閉めてあげれば問題はありません。

スクリュー固定の欠点としては、噛む面に作業スペース設置することが多いので徐々にレジン部分が削れてくるという欠点があります。しかし、詰め直せば基本問題ないです。

セメント固定の場合は、どうしてもセメント残渣が問題となり、セメント残渣がインプラント周囲炎の原因になることがあります。

出来るだけセメント残渣しないようにすれば良いのですが細かいセメントはわかりません。

スクリュー固定はある意味、セメント固定と比べると衛生的なのです。

しかしケースによっては、セメント固定する場合もありますのでね。

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