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複数インプラントの骨レベル

2021年2月2日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

先日ブログで親知らずの抜歯とインプラント治療を同時に行う計画のケースがありました。

親知らず抜歯とインプラント治療を同時に行う

 

 

今回、抜歯と同時にインプラント治療を行いました。

 

埋入時の骨質は良好であり、治療自体スムーズに終了。埋入までは15分程度で終了しました。
出血などのコントロールも考えると、埋入してから抜歯の選択を取りました。

 

抜歯即時インプラントではないので、抜歯部位とインプラント部位が少し離れているため抜歯を先に行うと出血によりインプラント形成の術野に影響が出そうでしたので、先にインプラントとしました。

 

 

埋入後のレントゲン。
今回は1回法を選択しています。

 

親知らずがやや水平方向を向いて萌出していますので、抜歯部位は少し骨が下がっていますね。

 

やはりこの位置にも同時にインプラントを埋入するとインプラントレベルに差が生まれてしまう可能性がありました。
抜歯後にある程度骨が回復してから埋入がやはり確実でした。

 

 

インプラントレベルを同一の高さに保つことは、被せ物を行った後の清掃性など含めた細菌コントロールに影響をもたらします。

 

レベルがあっていないと物が入りやすかったり、インプラント周囲炎のリスクも高まります。

 

今回抜歯後の待機のみでどこまで回復するかはわかりません。

 

もしかしたら、待機でも埋入したインプラントレベルまで骨は回復しないかもしれませんし、逆に吸収するかもしれません。

 

その場合は、可能であれば骨造成などを行う必要があります。

 

治療介入のタイミングというのは非常に難しいものがあります。

 

やってみてどうかということもあるため一概にこれだというのはありませんが、一つ一つクリアしていく事が重要だと思います。

 

 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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