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インプラントの本数を最小にして欲しい

2021年4月30日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

インプラント治療をしたいが、最小限で行いたいと希望された患者様。
本来2本欠損に対して2本埋入が望ましいですが、費用面や期間などで考える必要がある場合があります。

このようにブリッジ装着されていますが、35にあたる部位に大きく膿ができてしまっています。
動揺を認め咬合できない状態であるため抜歯が必要。

抜歯後はインプラントで治療したいという希望ですが、1本だけにして欲しいとのこと。
欠損は2本分。

対象部位は第2小臼歯対象部位と、第一大臼歯対象部位。

咬合や、感染していなく骨量の状態などを考慮して、第一大臼歯に埋入し延長で小臼歯はポンティックにする設計としました。

抜歯した部分は抜歯後2ヶ月ですが骨量が不足しているのが分かります。

あれだけの感染があると、骨造成をしなくては骨の回復に限度があります。

また骨造成などを行うと最低でも6ヶ月はかかってしまう。
今回は期間含め最短希望されていました。

設計通り大臼歯部に埋入し2ヶ月後に最終補綴を行い終了しました。

今回延長補綴が可能となったのは、大臼歯と小臼歯の組み合わせであったこと。

小臼歯を支持として、大臼歯に延長は基本力不足となり破折やインプラントの不良を招く可能性があります。

ブリッジにも計算式が存在します。
しかし条件が良ければこのように、2本欠損部位に対して1本で良い場合があります。

もちろん長期的にしっかりと経過を追わなければなりませんし、咬合負担などが起きるようであればやはり小臼歯部に足さなければなりません。

インプラントの本数などで気になる方はまたご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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