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インプラントメーカーを決める際に大切なこと

2021年5月8日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

以前ブログでインプラントの埋入本数を最小にしたいというオーダーに対しての内容を記載しました。

インプラントの本数を最小にして欲しい

インプラントは一部の先天的疾患を除いて基本的には、保険対象外の診療となってきておりCT検査、埋入、被せ物までトータルでおよそ1本あたり30万円かかります。

長期安定性という世界的なエビデンスや症例数が多いインプラント体は、仕入れ値も高くシステム自体が結構高額です。

よくとても安価でインプラントが打てる広告を見ますが、内容を聞くと全く聞いたことがないインプラントメーカーであったり、数年後に廃盤が決定しているインプラントを安く仕入れ提供していることがあります。

シェアが少ないインプラントメーカーだと何かあった場合のリカバリーができない可能性があります。

埋入したクリニックでできることは当たり前ですが、転居を伴う場合など転院しなくてはいけない時にどこで診てもらえば良いかという問題になります。

また廃盤してしまうと、そもそもの機材が存在しなくなってしまうということにもなりかねません。

そのため、出来るだけシェアが多く実績の高いメーカーを使用することが望ましいですが、そのようなメーカーは高いのが現状です・・・

しかし、一生使用していくものですのであまり安易に安いからという理由で行わないようにしたいですね。

さて今回も左右の欠損部位の治療を訴えて来院された患者さま。

治療計画は傾斜している部位や挺出している歯の抜歯を行い欠損部に対してはインプラントや義歯などの提案。

矯正治療ができれば抜歯も回避できる部位もあるので理想的です。

全体的に治療計画を説明したのち、左下臼歯部が欠損しているためひとまず1本のみ埋入したいという希望。

上顎臼歯部は2本ありますので本来は2本必要となってきますが本人的には1本あれば十分とのこと。

設計では臼歯部に2本の歯を設置していますが実際は1本のみで気持ち上が少し触るぐらいの挺出防止をつける予定。

以前のブログでも書きましたが、欠損部を全て埋める必要というのはなくあくまでバランスと負担が問題なければ大丈夫。

8020運動と呼ばれる80歳で20本以上残しましょうという運動も、左右上下大臼歯部が欠損した前提での話。

大袈裟なことを言うと、大臼歯部が欠損して小臼歯部までだけでも食事は摂ることができる。

もちろん小臼歯の歯根は短く、過度な負担がかかることで破折や歯周病の進行の原因となってしまいますのでバランスが大切です。

欠損が多く、費用的にもインプラント治療を心配されている方は一度ご相談ください。

 

 

 

 

 

 

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