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複数欠損に対するインプラントの本数に関して

2021年9月21日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

複数の歯が欠損している場合のインプラント治療について相談を受けることが多いので本日はその解説。

基本的に一本欠損していればその部位に対して一本の補綴を行うことができればそれに越したことはありませんが、力学的に、数本の埋入でも複数の補綴が可能になることがあります。

一般的に保険診療で行われるブリッジに関しても負荷に対する計算式というものが明確に存在しており、計算式で可能と弾かれたものが
ブリッジの適応とされています。

インプラントでも同じです。

このように左右の臼歯部の複数欠損の場合、どこまで咬合関係を作るかにもよりますが、噛み合う対合を後ろに延長する予定がないのであれば、左は2本埋入、右は2-3本埋入で可能となります。

欠損部に対してそのまま全てを入れると考えてしまうと、左は3本、右は3-4本の埋入となってしまいます。
今回はブリッジの形態で十分力学的なコントロールも可能と判断しました。

埋入本数が増えれば増えるほどコストも上がります。
稀に、上下で300万円を超える治療代の見積もりがでたというお話も聞きますが、1本30万円と考え10本の埋入ということでしょうか。

上下全く歯がない状態で、ブリッジなどによる固定性の治療を希望された場合はそれぐらいかかるのもしれませんが、インプラントオーバーデンチャーという選択肢などもありますので現在はコストをかなり抑えたプランも提供できるのも実際です。

治療計画はインプラント治療を加えると何通りも増やすことができます。

欠損部で悩んでいる方はご相談ください。

 

 

 

 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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