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インプラントプランニング

2022年1月22日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
多数歯の欠損に対するインプラント治療において、何本埋入するのがいいか考えることがあります。

 

連続した欠損の場合、歯の本数分埋入する必要はないですので、費用面などを考えると最小限でいきたいけれども、過度な負担はかけたくない。
 
そこで判断として大切なこととしては、
 
・残存している歯の状態
・対合する歯の状態
・咬合関係
・生活背景
 
などとなってきます。

 

残存している歯の状態が悪く、将来抜歯リスクなどがある場合は抜歯となった場合の治療計画を事前に考えておく必要があります。

 
治療以外の場所が抜けた場合にここにインプラントあればスムーズに次の治療に移行しやすいなど、長期的な視点がまず必要となります。
 
そして噛み合わせの状態も大切です。
対合する歯が義歯やあまり強くない場合は、かかる負荷が少ないためインプラントの本数は最小限でいいかもしれません。
 

 
今回インプラント希望で来院されている患者様。
4歯連続で欠損。
 
対合はしっかりしています。残存している歯もそこまで悪くない状態。
事前プランニング。
 
3本埋入したいけれども1本は骨が少なく場所を変えようとすると、下に神経がなく長さが取れない。

 

2本だと4本ブリッジ足りるか。
右下の一番奥が傾斜している親知らずのため咬合にほとんど関与していないため2本だと臼歯にかかる負荷が強くインプラント補綴の破折リスクが高まる。
 
治療選択肢としては
・骨造成して3本埋入
・ひとまず2本埋入して骨造成、6ヶ月後3本目埋入それまで仮の歯
・2本埋入してインプラントオーバーデンチャー

 
このようになってきます。
あとは患者様の方で決定していく。
 
インプラント治療も多数の治療選択肢がありますので、気になる方はご相談ください。

 
 
 
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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