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神経に近接しているインプラント治療

2022年7月16日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 
下顎のインプラント治療で外科的な観点で大切なこととしては、神経との距離です。
上顎の場合は、神経もそうですが、臼歯部においては副鼻腔の一つである上顎洞の存在がありますが、科学に関しては、神経が一つポイントとなります。

 
下顎中間欠損に対してインプラント治療を希望で来院された患者様。

 
部位では下顎第2小臼歯。
実はこの位置が最もオトガイ孔と呼ばれる下歯槽神経の出入り口の本体に最も近い部位です。
このオトガイ孔の位置は当然人により、上にあったり下にあったり。
また歯周病の進行により抜歯となった場合は、歯槽骨の吸収によりオトガイ孔にかなり近接することもあります。

 

 

 
見事にかなり近接していることがわかります。
このような場合は、インプラントの長さを調整して麻痺が出現しないような設計にすることが重要です。

 
最近では無くなりましたが、インプラント治療を行う方でCTを撮らずに行いトラブルがでたと言うケースを聞くことがあります。
CTは本当に有益な情報を多く得られます。

 
インプラントもそうですが、全ての治療において診査診断のためにどの程度情報を得たのかということが重要となります。
慎重に診査診断を行うためにも、必要な検査はやはり受けるべきだと感じます。

 

 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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