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インプラント治療のデメリットを考える

2022年9月9日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

欠損した場合の選択としてインプラント治療があります。
単独でインプラント補綴を行う場合、ブリッジでインプラントを補綴を行う場合、オーバーデンチャーとしてインプラントを行う場合などインプラント治療においても様々なシーンで使用します。

インプラント治療のメリットは非常に多く存在しますが、デメリットは何があるか今日は考えたいと思います。
世の中にはトレードオフという言葉があるように、メリットの裏には必ずデメリットが存在します。
インプラント治療におけるデメリットは

・保険外診療で高額になる
・骨がないとできない
・外科的侵襲が伴う
・自己免疫機能がない

まず保険外診療で高額になるということ。
一部は保険診療対象となることも先天的な疾患が条件であるが、当然ながら保険対象外のため高額になります。
1本あたり30万円かかると考えれば数本埋入するとかなり高額になっていきます。

骨がないとできないとことにおいては、インプラントは骨に埋入します。
よって、骨がないとインプラントは安定せずに脱落してしまいます。骨をつくるなどの処置を行う必要があり期間も含めた負担が増します。

外科的侵襲が伴うというのは、骨に埋入するため基本的に切開を行って行います。
ただ抜歯に比べると術後の疼痛はインプラントの方が楽な場合がほとんどです。

自己免疫機能がないというのは、インプラントはあくまでチタン製のボルトになります。
インプラント自体に免疫機能はなく、生体親和性が良いボルトです。
通常自分の歯であれば、神経があり、歯根膜が存在。それにより外的が訪れた場合でもある程度防御するための行動をとりますが、インプラントの場合はそれができません。感染には滅法弱いのが特徴。
そのため、歯と同じように、またはそれ以上にしっかりと管理する必要があります。

このようにデメリットが挙げられます。
しかしこのデメリットも、避けることもできます。
医療費控除を使う、骨がなくなる前に早めに治療開始する、感染しないための補綴設計、インプラント埋入設計を行うなど。

気になる方は相談してください。

 

 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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