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インプラントを埋入するタイミング

2022年9月21日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

抜歯後にインプラントを埋入するタイミングはありますか?とご質問を受けました。
インプラントを埋入するタイミングの考え方は色々とあります。
近年の医療進歩により、抜歯と同時にインプラント埋入が可能になったりなど、昔に比べてかなり短縮されてきています。
しかし本当に大切なこととしては、インプラントを埋入してインプラントが口腔内に長期間維持するための口腔内になっているかどうかです。

骨との関係だけを確認すればいつでもインプラントは可能です。
一般的には、抜歯後2ヶ月から骨形成が始まってきますのでこのタイミングでインプラント埋入が可能となってきます。
抜歯即時インプラントといい、抜歯と同時にインプラント治療を行うこともあります。
これは抜歯される歯根の大きさや長さに対して埋入するインプラントの方が太く長いことで成立します。

しかし本当に大事なのは、「歯周病」の管理になります。
歯周病に影響する口腔内細菌が管理されているか。
結局のところどんなに骨がいい状態であっても、歯周病が管理されていなければ歯を失うリスクが高く、当然ながらインプラントを失うリスクも高くなります。
歯がしっかり磨けない方はインプラントはとてもではないですが埋入できません。

当院においても、インプラント前にまずは徹底して歯周病治療や、歯ブラシの管理をしていただきその後にインプラントという形をとっています。
基礎なしで家が成り立たないように、口腔内の環境改善がされていない状態でインプラントをしてもいずれ取れてしまいます。

まずはしっかりと歯周病のケアを行うようにしましょう。


 
 
 
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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