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インプラントの太さ

2022年9月22日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

インプラントを選択する際に、インプラントの径(太さ)とインプラントの長さ、形状を選択します。
インプラントには複数種類があるほか、長さも太さも状態によっていろいろ存在するため部位や咬合などを考慮して適切なサイズのインプラントを選択する必要があります。

こちらのインプラントは当院で埋入したものではなく他院で昔行ったとのこと。
歯肉が腫脹してきたことにより来院されましたが、どこに問題があると思いますか。

答えは太さにあります。
奥歯のサイズ、インプラントブリッジのサイズとしては細すぎる可能性が高いのです。
このような細いインプラントを使用するときは、主にスペースの少ない狭い部位に実施することがありますが、垂直的にかかる奥歯に細いインプラントを入れてしまうと折れてしまうことがあるほか、細いインプラントに対して大きい補綴というギャップによりインプラント周囲炎に罹患するリスクが高いです。

これは当院で埋入しているインプラント。
臼歯部ではある程度太さのあるインプラントを使用します。
臼歯部の太さは、4.8-5.0のサイズが適切とされています。

骨の状態にもよりますが、咬合力や最終的な補綴設計を考慮しながら選択するようにしています。

 

 

 

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