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インプラントしたいが骨がない
2022年10月11日
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
インプラント治療を成立させるためには前提として骨が必要です。
たまに歯茎が痩せているからインプラントができない、歯茎が弱いからインプラントができないとおっしゃる患者様もいらっしゃいますが、インプラントは歯茎に埋入するわけではないので、歯茎が痩せていようと弱かろうとインプラント埋入という観点から言えば関係ありません。
どうしても口腔内を見れば、骨が露出していることはありませんから見えるのは歯と歯肉。
よって歯肉に刺さっていると勘違いしても不思議ではありません。
ただ実際には歯肉の下には歯槽骨と呼ばれる骨が存在しており、その歯槽骨の中に歯根が入っているため歯肉に支えられている歯ということではありません。
端的に言えば、歯肉が痩せていても骨があればインプラントは可能ですし、歯肉が弱くても骨があればインプラントは可能となっていきます。
しかし、歯肉と骨は連動しているため一般的には、歯肉が痩せれば骨も痩せます。
歯肉が弱いということは歯周病によって弱くなっている可能性もありますから、インプラントのリスクとなることは間違いありません。
しかし上記は事前の治療で改善が可能となりますので、まずは歯周病が進行しないように管理することが大切となってきます。
左下数十年前に他院で埋入したインプラントが動揺し取れてきたと訴えて来院された患者様。
もう一度インプラントが可能かどうかを精査してほしいと来院されました。
インプラント周囲炎と呼ばれるインプラントが感染した状態で抜けてくるまであったため骨がほとんど溶けてしまってない状態となっています。
この状態ではインプラントはとてもできません。
埋入前に骨造成を行い、その後埋入への流れになりますが期間がかかります。
感染も気が付いたら早めに治療することが大事ですね。
最終的にやはり時間が長期になることが多いです。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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