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インプラントかブリッジか

2023年1月30日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

ブリッジが脱離してきた患者様。
反対側はインプラントで治療していますが、脱離してきた部位をインプラントにしようかブリッジでまた治すか。
ブリッジはこのように5本臼歯部で連結されています。
欠損部のスペースはなかなか広い状態。
一本失活して神経の治療をしています。
インプラントが可能かどうかの事前CT撮影。

骨レベルは文句なしの良好。
神経との距離や幅もしっかりあります。
もともと咬合が強い患者様。
臼歯部への負担が増すことにより、今後ブリッジの支台となっている失活している小臼歯への影響が懸念されます。
また5本という比較的長いロングスパンのブリッジは歯周病のコントロールも難しい。

それぞれのメリットデメリットを話し合った結果、インプラント治療となりました。
できるだけ分けて補綴した方が、口腔内の管理がしやすく力のコントロールも良好に。

ロングスパンのブリッジの予後は絶対的に良くないのがほぼ決まっています。
歯周コントロールがやはり無理があるんですよね。
また力のコントロールも連結していると厳しい。短期的にはすぐ治りますが、長期的には一気に崩壊されるケースがほとんどです。
できるだけ先を見据えた治療計画を立てることが大切です。

 

 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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