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サイナスリフト同時埋入

2023年4月17日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

上顎のインプラント治療を行う場合に留意するポイントの一つに上顎洞があります。上顎洞までの距離を確保しなければなりません。一般的に歯が欠損することにより上顎洞の位置は下がると言われます。重力の関係とも言われますが下がっていない方もいるので全て上顎洞が下がるというわけでもありません。

しかし上顎の臼歯部は骨の厚さや幅を失いやすくそれにより上顎洞までの距離が近くなり埋入時に骨造成が必要な場合も出てきます。

一般的に骨が少ない場合は2つのパターンを取ります。

1・埋入と同時に骨造成をする

2・埋入の前に骨造成をする

このどちらかになります。

1の埋入と同時に骨造成をする場合は、自身の既存の骨がある一定の量存在し、その骨でインプラントが固定される場合のみ可能となります。基準として、自身の骨が4mm以上存在すればインプラントを埋入した時の初期固定は良好となります。この場合は骨造成と同時に埋入は可能と考えます。

2の場合は、既存骨が4mm未満の場合。骨造成した人工骨や移植骨の量の方が多くなる場合は同時埋入をせずに先に骨造成を行います。その後6か月の骨の回復と新生骨を待って改めて確認してから埋入となります。

状態によって治療計画は異なりますので、気になる方はご相談ください。

 
 
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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