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インプラントオーバーデンチャーとインプラント周囲炎
2024年7月23日
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
義歯が当たって痛むと訴えて来院された患者様。
確認していくと義歯が当たって傷んでいるのだけど、痛む原因は歯肉の腫脹からきていました。
総義歯なのに、歯肉が腫れる?
インプラントが埋入されており、そのインプラントに炎症が出ているようです。
インプラント周囲炎。
炎症により歯肉が腫脹し、義歯が当たり出したのです。
インプラントは20年以上前に行ったものとのこと。
インプラントオーバーデンチャーは総義歯が外れないため、高い安定性を求める場合にインプラントを埋入します。安定性が高いため、義歯は動かず粘膜にはほとんど傷ができないのが特徴ですが、本体であるインプラントに炎症が出てしまうことで歯肉が腫脹し、義歯が当たり始めてしまうのです。
インプラント周囲炎が起きている周辺、義歯が当たるところまで削って調整。
結論から言うと、インプラントオーバーデンチャーなどに使用するアタッチメントは不潔になりやすく、管理の仕方が難しいのが実際です。
露出するのはメタルのコーピングであるため汚れもつきやすく、アタッチメントは小さいため汚れも取り除きにくい、特殊な形態をしていることが多いため尚更磨きにくい。また不潔な状態で義歯を装着してしまっていれば、嫌気な状態となるためより炎症の要因となります。
インプラント周囲炎にもなりやすいのです。
アタッチメントにインプラントを使用する場合は、定期的なに必ず歯科医院にいける環境、また訪問診療で確実に診てもらえる環境を準備してから行うのがベストだと考えられます。
当院でもインプラントオーバーデンチャーは行っていますので気になる方はご連絡ください。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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