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抜歯即時インプラントと骨造成の併用

2024年10月11日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
インプラント治療において安定した骨がインプラントのフィクスチャー周りにあることはとても重要です。
 
フィクスチャーは骨の中にしっかりと収まることが大前提となります。
 
インプラント周囲炎などの起点となるのも、どのポジションに埋入しているか、骨質が良いかというポイントは非常に大切な要素となります。
 
歯根にクラックが入り抜歯が必要な状態。
 
抜歯してインプラント治療を希望されました。できるだけ一回で抜歯と埋入をしたいという希望。
 

 
インプラントの直径と歯根の直径では当然ながら歯根の直径の方が大きく、抜歯した穴にインプラントを埋入すれば、インプラントと、抜いた穴にギャップが生じます。
 
基本的に内側性骨欠損と呼ばれる状態であれば自然に骨ができるのですが、外側性骨欠損であると、粘膜が先に治ってきてしまい骨が作りたい場所に骨がうまくできないという事態が起こります。
 
それを避けるために、メンブレンという粘膜が入り込むのを防ぐためのシールドを骨造成部位する部位に設置します。
 

 
埋入してシールドを設置しています。
 
シールドは吸収性のものと非吸収性のものが存在します。シールドを留めているピンは非吸収性ですのでいずれ除去します。
 
このように、抜歯即時でインプラントを埋入する時のほとんどが骨造成を併用します。
 
抜歯で確実に嚢胞や不良肉芽組織を取り切ること、スペースメイキングすることはとても大切です。
 
インプラント治療検討している方はご相談ください。
 
今回の治療は鎮静麻酔を併用して行いました。
 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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