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歯医者の選び方とは?注意点や希望治療別の歯医者も解説

2024年12月16日

歯医者の選び方とは?注意点や希望治療別の歯医者も解説

現在、日本には多くの歯科医院が存在しており、「コンビニよりも歯科診療所の方が多い」といわれています。

これは事実であり、多くの歯科医院が存在しているからこそ自分に合っている歯科医院はどこか、どのように選ぶとよいか困っている方もいるでしょう。

この記事では、歯科医院の選び方や注意点、希望治療別におすすめな歯科医院の種類について解説します。

歯科医院の選び方を知りたい方、自分に合う歯科医院を見つけたい方はぜひ最後までご覧ください。

歯医者の選び方

歯医者の選び方
ここでは歯科医院の選び方を9つ解説します。

ぜひ、ここで解説する選び方を参考に、自分に合う歯科医院を見つけましょう。

現状や治療に対しての説明が丁寧か

口腔内や歯の現状、今後の治療方針などに対して、説明が丁寧な場合は患者さんに寄り添ってくれる歯科医院です。

口のなかは、治療中も何をされているのか分かりにくい場所であり不安な方もいるでしょう。

説明もなく、治療を進められると「何をされてるの?」と不安になり、歯科医院に行くのが怖くなってしまうかもしれません。

よい歯科医院は患者さんを不安にさせず自宅でのセルフケアなどの協力を得るためにも、わかりやすく丁寧な説明をしてくれる場合が多いです。

複数の治療を提案してもらえるか

歯科医院では、同じ虫歯治療でも保険の適用可否も含め、被せ物や入れ歯の種類や素材など複数の治療方法が存在している場合が多いです。

それぞれの治療では、メリット・デメリットやリスクなどが異なります。

患者さんにはどういった治療方法があるか知ったうえで、どの治療を行うか決める権利があります。

それぞれの治療方法のメリットやリスクなどを説明し、どの治療方法で進めるのかしっかりと聞いてくれる歯科医院を選びましょう。

十分な技術力があるか

十分な技術力があるかは、歯科医院選びで重視したい点です。

技術力のある歯科医院を受診すれば、選択できる治療方法が多くなったり、治療完了後のかみ合わせの違和感が少なくなったりします。

歯科医師の技術力に関しては、公式サイトなどに記載されている実績をチェックしておきましょう。

所属学科会や専門医の有無も参考にできる項目です。

また、実際にその歯科医院で治療を受けた方の口コミなども確認するのがおすすめです。

設備が整っているか

設備が整っているかもチェックするとよいでしょう。

最新設備が整っている歯科医院であれば、治療中の痛みや負担の軽減、より質の高い治療が受けられます。

設備が整っていない歯科医院は、治療中に痛みを感じやすく負担になってしまったり、精密治療を受けるために別の歯科医院を受診する必要が出てきたりします。

歯科医院の設備などについては、公式サイトなどに記載されていることも多いため、確認してみましょう。

衛生面がきちんとしているか

歯科医院は口腔内治療を行う場所であり、細菌が入り込まないよう注意を払うべき神経の治療をする場合もあるため衛生面がきちんとしているかは重要です。

そのため、歯科業界では衛生管理において、より高い基準を求められます。

院内感染リスク軽減などのために以下の点はチェックしておきましょう。

  • 患者さんごとのグローブ交換
  • 患者さんごとのユニット(診察台である歯科用椅子と、治療に必要な機材がセットになった設備)の洗浄
  • 治療器具を滅菌・殺菌する装置の有無 など

上記以外にも、そもそも院内の清潔感なども確認しておくと安心です。

専門医との連携の有無

専門医との連携があり、必要であれば専門医を紹介してもらえる歯科医院は複雑な治療が必要な場合でも安心して任せられます。

どれだけ技術力があり、最新の設備などがそろった歯科医院でも、口腔内に起こるすべてのトラブルに対応できるわけではありません。

特に歯周病やインプラント治療に関しては、十分な経験と設備が必要です。

仮に、受診した歯科医院では対応が難しい治療や、より高度な治療が必要になった場合、専門医と連携していればすぐに治療を受ける歯科医院を紹介してもらえます。

連携している専門医を受診する場合は、口腔内の状態や患者さんが不安に思っていることなどの情報も共有してもらえるため、同じ検査を受け直す手間や費用も削減できます。

通院がしやすいか

歯科医院での治療は数回の通院が必要であったり、定期健診のために数カ月に1度受診したりする場合があるため、通院のしやすさは確認しておきましょう。

自宅の近くだけではなく、仕事帰りに歯医者を受診することが多い方には、会社の近くやアクセスしやすい場所もおすすめです。

また、自分がどのように歯科医院へ行くのかを想定して、駐車場・駐輪場の有無や数、公共交通機関のアクセスなども忘れずにチェックしましょう。

歯科医院内の雰囲気がよいか

通院のしやすさでも触れましたが、歯科医院は数回の通院が必要であるため、歯科医院内の雰囲気が良ければストレスなく通えます。

治療を担当してくれる歯科医師の対応だけではなく、受付スタッフや歯科助手の対応や雰囲気も大切です。

雰囲気の悪い歯科医院を受診すると、院内のギスギスした雰囲気がストレスになり、歯科医院から足が遠のいてしまうかもしれません。

また口腔内や歯の状態の説明を受けたり治療方針を決めたりなど、コミュニケーションが必要な場面も多いため、話しやすい雰囲気は大切です。

わかりやすい料金体系

治療料金は、治療方法を選ぶ際の大切なポイントの1つです。

特に歯科医院は、保険診療だけではなく自費診療になる治療も多いため、「どの治療を受ければどれくらいの料金になるのか」がわかりやすければ安心です。

逆に分かりにくい料金体系であれば、治療を受けたあとで想定よりも高額になってしまう可能性があります。

わかりやすい料金体系を用意していたり治療説明に料金についてもわかりやすく説明をしてくれたりする歯科医院を選びましょう。

歯医者を選ぶ際の注意点

歯医者を選ぶ際の注意点
ここまでは歯科医院の選び方について解説しましたが、歯科医院を選ぶ際には知っておいて欲しい注意点もいくつかあります。

もし、受診を検討している歯科医院がこれから解説する注意点に当てはまっていれば、もう少しよく調べた方がよいかもしれません。

患者数が多すぎる・少なすぎる

患者数が多すぎる・少なすぎる歯科医院には注意が必要です。

患者数が少ない場合は、治療に問題があったり歯科医師や歯科衛生士の雰囲気が悪かったり、患者さんが集まらないような問題点があるかもしれません。

ここでの注意点として、「患者数が少ない=良くない歯科医院」ではない点があります。

最近では完全予約制を導入している歯科医院も多く、完全予約制だからこそ待合室に患者さんがいないだけの可能性もあります。

一方で、患者数が多く待合室でたくさんの方が待っていれば、よい歯科医院かと思うかもしれません。

しかし、患者数が多い場合、1人当たりの治療時間が十分に確保できず、流れ作業のような治療になってしまう可能性があります。

患者数が多すぎる・少なすぎる歯科医院のすべてが悪いわけではありませんが、なぜ多いのか・少ないのかはチェックしておきましょう。

口コミやレビューを過信する

歯科医院を選ぶ際に、口コミやレビューを参考にする方も多く、実際に治療を受けた方の意見は参考にした方がよい情報です。

しかし、口コミやレビューを過信しすぎてしまうのは避けましょう。

多くは本当に治療を受けた方の投稿ですが、なかには業者が投稿している場合もあります。

逆にライバルを蹴落とすために、評価を下げるような口コミを投稿しているかもしれません。

また、口コミやレビューはあくまでも個人の感想であり、口腔内や歯の状態、希望の治療などによって感じ方は違います。

口コミやレビューはあくまでも参考程度にして、気になる歯科医院は実際に受診して確認するのがおすすめです。

自由診療しか勧めてこない

治療方法を選ぶ際に、自由診療しか勧めてこない歯科医院には注意が必要です。

自由診療は保険適用外になるため、治療費が高額になりやすいです。

自由診療を選ぶことでより高品質で高度な治療ができるため、治療後の見た目が美しくなるでしょう。

見た目が気になる場合は、自由診療で治療を受けるのがおすすめです。

しかし、予算がある、治療箇所的にそれほど見た目が気にならないなどの要望を伝えても自由診療を勧めてくる歯科医院は避けた方がよいでしょう。

患者さんの要望を無視して自由診療のみを勧めてくる場合は、ほかにも必要以上の治療を勧めてくる可能性があるため注意しましょう。

【希望治療別】おすすめな歯医者の種類

【希望治療別】おすすめな歯医者の種類
実は「歯科医院」と一口にいっても、さまざまな種類があります。

どれも「歯科医院」であることに違いはありませんが、それぞれ得意とする治療や治療目的が異なります。

ここでは希望治療別に歯科医院の種類を5つ解説するためぜひ参考にしてください。

口腔環境に関する診療などを行う「一般歯科」

一般歯科とは、虫歯や歯周病の治療など「歯科医院」と聞いて思い浮かべる治療を行う歯科医院です。

一般歯科で行われる治療の多くは保険診療であるため、「保険診療=一般歯科」と考える方もいますが、一部自由診療の治療も行われます。

治療だけではなく、虫歯や歯周病の予防や歯に関する相談、治療後のサポートなど業務は多岐にわたります。

ほかの専門医と連携していることも多く、どこの歯科医院に行くとよいのか迷ったり、歯について悩みがあったりすればとりあえず一般歯科を受診するのがおすすめです。

一般歯科で治療ができればそのまま治療を進め、必要であればより高度な治療が受けられる専門医を紹介してもらえます。

歯列矯正治療を専門とする「矯正歯科」

矯正歯科とは、歯並びやかみ合わせを整え、綺麗な歯並びにする歯科治療を専門としています。

また、歯並びを改善することで発音障害の改善や全身とかみ合わせのバランス調整、歯の寿命延長などの効果も期待できます。

矯正歯科では、歯を削って差し歯をするといった治療ではなく、歯やあごの骨に矯正装置などを用いて力を加え歯並びやかみ合わせの改善を目指す場合がほとんどです。

矯正装置にはワイヤーやマウスピースなどがあり、保険診療よりも自由診療のほうが多いです。

矯正治療の妨げとなるような虫歯や軽度な歯周病であれば、治療してくれる場合もあります。

子どもの歯の健康を守る「小児歯科」

小児歯科とは、子どもの歯の健康を守る専門の歯科医院です。

治療内容は一般歯科と大きな違いはなく、虫歯治療や予防などが中心です。

しかし一般歯科とは違い小児歯科では今生えている乳歯だけではなく、今後生えてくる大人の歯に悪影響を与えないような治療が優先されることがあります。

また子どもが「歯科医院は怖い所」と思わないように、明るい雰囲気づくりが徹底されていたりキッズスペースや絵本が充実していたりする場所が多いです。

歯科医院によっては治療前に診療チェアに座る練習や治療器具に触れて慣れることから始める場合もあります。

小児歯科の対象は「永久歯が生えそろい、あごの成長が終わる時期まで」とされており、明確な対象年齢はありません。

小児歯科によって個別に対象年齢を定めていることもあり、多くは「中学生まで」です。

なかには、「18歳まで」などと年齢を明記している小児歯科もあるため、中学生くらいの子どもが小児歯科を受診する場合は一度確認しておきましょう。

口腔内の腫瘍やガンなどの治療を行う「口腔外科」

口腔外科とは、口腔内だけではなくあごや顔ならびにその隣接組織に発生する腫瘍やガンなどの疾患を専門に取り扱う歯科医院です。

口腔外科は歯科医院に分類されていますが、歯の治療よりも外科処置をメインとしています。

一般歯科でも親知らずの抜歯や歯茎の切開といった外科手術を行うことはありますが、口腔外科では一般歯科よりも高度な外科治療を得意としています。

真横を向いている親知らずは一般歯科での処置が難しく、口腔外科への受診を勧められることが多いです。

ほかにも、顎関節や顎関節周辺の筋肉に痛みが生じる顎関節症の治療やインプラント治療なども口腔外科の領域です。

見た目の美しさを重視した治療を行う「審美歯科」

審美歯科とは、歯や口元の美しさを重視した治療を総合的に行う歯科医院です。

今まで歯科治療には虫歯や歯周病などの困りごとに対する処置と、歯の形や色を綺麗にしたり歯並びを綺麗に整えたりする審美性改善の2つに分かれていました。

それぞれ別の処置として行われていきましたが、最近はどちらも満たす方法として審美歯科が注目されるようになりました。

審美歯科の多くは、病気などに対する治療ではなく、審美性向上を目指す治療になるため、自費診療になります。

一部保険診療もありますが、見た目の美しさを重視したい場合は自費診療のほうがよい場合もあります。

まとめ

この記事では、歯科医院の選び方や注意点、希望治療別におすすめな歯科医院の種類について解説しました。

歯科医院の選び方としては、説明の丁寧さや専門医との連携、通院のしやすさなどがあります。

最近は口コミなどを参考に歯科医院を選ぶ方も多いですが、口コミやレビューを過信しすぎるのは危険です。

歯科医院の選び方や選ぶ際の注意点はさまざまですが、気になる歯科医院があれば実際に受診して、合わないなと思ったら違う歯科医院に変えましょう。

小嶋デンタルクリニックではQOL向上・コミュニケーション・健康で輝く笑顔・自分が受けたい治療・オーダーメイド治療の5つの思いで治療をしています。

特に開院当初から数多くのインプラント治療に取り組み、歯科用CTの導入・インプラント測定機器・インプラントシステムの複数導入などを行っています。

他院でのインプラントのやり直しや、相談なども可能です。

インプラント治療に興味がある、悩みがある方はお気軽に小嶋デンタルクリニックへご連絡ください。