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歯医者の予約が取れない理由は?予約制が多い理由や対処法も解説

2024年12月17日

歯医者の予約が取れない理由は?予約制が多い理由や対処法も解説

歯が痛くなってしまったり欠けてしまったりして、すぐに歯科医院を受診したいと思っても、なかなか予約がとれないと困った経験を持つ方もいるでしょう。

歯科医院の予約がとれない、とりにくい理由はいくつかあります。

また、他の病院では当日受診が可能な場合もありますが、歯科医院は予約制をとっている場合が多いです。

この記事では、歯科医院の予約がとれない理由や予約制が多い理由、対処法などを解説します。

歯科医院の予約がとれないと困っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

歯科医院の予約がとれない理由

歯科医院の予約がとれない理由
歯科医院の予約がとれない理由は主に4つあります。

まずは「なぜ予約がとれないのか」、その理由を知っていきましょう。

患者数が多い

人気があり、患者数が多い歯科医院はなかなか予約がとれません。

歯科医院での治療は、口をゆすぐ水道設備や治療器具が設置されている椅子(ユニット)が必須です。

歯科医師の数ではなく、ユニットの数によって患者さんをどの程度入れられるかが決まります。

人気の歯科医院は、医師の腕がよかったり最近の治療器具がそろっていたりと魅力的です。

そのため、患者数の多い歯科医院を受診する場合はできるだけ前もって予約を取りましょう。

虫歯による痛みなど突然のトラブルが起こらないように、定期健診を受けるのもおすすめです。

人手が足りていない

歯科医師や歯科衛生士が少なく、人手が足りていない場合も予約がとれません。

また、歯科医院の数はコンビニよりも多いと言われていますが、1つの歯科医院に歯科医師が1人しか在籍していない場合も多く、人手不足が生じていることがあります。

特殊な器具や詰め物の用意が必要な場合は、患者さんを診る合間に用意する必要があり、新規の患者さんを迎え入れたくてもできない状態になっているかもしれません。

非常勤の歯科医師が治療している

非常勤の歯科医師が治療担当の場合、予約がとれなくなります。

非常勤のため、そもそも出勤している日数や時間が少なく、出勤のタイミングで患者さんが集中してしまうためです。

特に一般歯科で矯正歯科や口腔外科など専門性の高い治療を受ける場合、非常勤の歯科医師が担当する場合があります。

この場合、非常勤の歯科医師には担当してもらわないようにしたり、専門治療が可能な歯科医師が常駐している歯科医院に変えたりするとよいでしょう。

1人あたりの治療時間が長い

治療内容によりますが、歯科医院は内科や皮膚科などの他の病院に比べると患者さん一人あたりの治療時間が長いです。

歯科医院で患者一人あたりにかかる治療時間は、30分以上といわれています。

患者さんに、歯の状態や今後の治療方針などを丁寧に説明してくれる歯科医師であればより時間がかかります。

急患であっても治療を始めてしまうと、そのあとに予約している患者さんを長く待たせてしまうため、予約の空きがなければ予約がとれない、とりづらい状態になる場合が多いです。

歯科医院で予約制が多い理由

歯科医院で予約制が多い理由
歯科医院以外の病院の場合は、当日来院しても順番で治療をしてもらえる場合がありますが、歯科医院は予約制を取り入れているケースが多いです。

一部の歯科医院は完全予約制を取り入れており、当日来院は受け付けていないこともあります。

歯科医院で予約制が多い理由は主に4つ挙げられるため、それぞれ解説します。

治療器具を準備する時間のため

歯科医院ではさまざまな治療器具を使用し、その一つ一つを常に清潔に保つ必要があります。

多くの歯科医院では院内に治療器具を滅菌・殺菌する機械がありますが、数に限りのある器具の場合は数が少なく、滅菌・殺菌が間に合わないかもしれません。

予約制にすることで、事前に大まかな治療方針の確認ができ、治療器具を準備するための時間を確保できます。

待ち時間を減らすため

さきほども触れましたが、歯科医院はほかの病院と比べて患者一人あたりの治療時間が長いため、予約制を取り入れることで待ち時間の軽減が可能です。

治療内容によっては30〜90分ほどかかる場合もあり、予約なしにすると次の患者さんを90分以上待合室で待たせてしまうことになります。

また、歯科医院は複数回の受診が必要になる治療も多く、できるだけ患者さんに待ち時間というストレスを与えないためにも予約制がとり入れられています。

かぶせ物などを作製するため

虫歯治療などの際には、かぶせ物などを使用しますが、これは型取りを行い技工所へ製作を依頼するオーダーメイド品です。

技工所(歯科技工所)とは、歯科医師または歯科技工士が歯科医療のかぶせ物や矯正装置などを作成する場所です。

歯科医院の多くは、外部の歯科技工所に技工物を委託しており、作成を依頼してから実際に作成した物が届くまで数日の時間がかかります。

かぶせ物などを待っている状態で予約をせずに歯科医院を受診すると、まだかぶせ物が完成しておらず何も治療ができないこともあります。

治療・説明時間を確保するため

歯科医院では治療・説明時間をしっかり確保するために、予約制を取り入れています。

虫歯治療など歯科医院で行われる治療の多くが不可逆で、一度治療を進めると元の状態に戻すことはできません。

また、歯科治療は数日や数カ月など長期的な治療になることも多いため、現状や治療方針など歯科医師と患者さんがしっかりとコミュニケーションをとる必要があります。

治療と説明の時間を確実に確保するため、予約制にして一定時間を確保するようにしています。

歯科医院に予約なしで当日に行く際は注意が必要

歯科医院に予約なしで当日に行く際は注意が必要
「予約がとれないなら、予約なしで当日に行けばいい」と思うかもしれません。

確かに、当日に行けば治療を受けられるかもしれませんが、注意が必要です。

ここでは歯科医院に予約なしで行く際に、知っておいた方がよい注意点について解説します。

長時間待たされる可能性がある

予約せずに歯科医院に行くと、長時間待たされる可能性があります。

基本的に予約制であれば、優先されるのは「予約患者」です。

そして、予約がとれない場合はその日の予約枠がすでに埋まっている状態です。

たまたま早く終わった人や遅刻して予約時間に来院していない人、当日キャンセルした人などがいた場合に治療してもらえるでしょう。

しかし、そういった人がいるのか、いつ現れるのかは分かりません。

場合によっては数時間待たされることも覚悟しておく必要があります。

「何時間待ってもいいから今日治療してほしい」という場合に限り、予約なしで歯科医院を受診しましょう。

応急処置対応になる可能性がある

予約なしで歯科医院を受診し、治療を受けられることになったとしても次の予約患者を待たせないように、十分な治療時間を確保できない可能性が高いです。

仮に治療を受けられたとしても、時間がないため最低限の応急処置のみの対応になるでしょう。

あくまでも最低限の応急処置であるため、後日改めて予約をとって歯科医院を受診する必要があります。

そのため、余分な診察料金が必要になります。

しかし、どうしても痛くて仕方がない場合は応急処置で治まることもあり、次の受診を待てることもあるでしょう。

歯科医院で予約がとれない際の対処法

歯科医院で予約がとれない際の対処法
歯科医院を受診する際に、「なぜ予約が必要か」はわかっていただけたでしょうか。

しかし、歯が痛いのにどうしても歯科医院の予約が取れないと困っている方もいるかもしれません。

最後に歯科医院で予約が取れない際の対処法を解説します。

電話で予約をする

最近は公式サイトの予約ツールを利用したネット予約を取り入れている場合もありますが、どうしても予約が取れない場合は電話してみましょう。

ネット予約はキャンセルが出てから、キャンセル情報がネットに反映されるまでに時差があります。

電話で予約をすると最新のキャンセル情報を得られるだけではなく、症状や希望する治療方法によっては予約がとれるかもしれません。

当日受診したい場合は午前中に電話をするのがおすすめです。

夕方頃になると仕事や学校帰りの患者さんで混雑するため、予約がとりにくく、仮に予約がとれたとしても長時間待たされる可能性もあるため避けた方がよいでしょう。

緊急性を伝える

歯科医院は予約が必要ですが、急な痛みや腫れなどが起こった場合、症状によっては早急な対応が必要な可能性もあります。

このような場合は、電話で現在の症状などの緊急性を伝えましょう。

緊急性があると判断されれば、時間外診療費が必要になるかもしれませんが、治療してもらえるかもしれません。

ここでは電話で伝えたほうがよい4点を解説します。

出血や腫れの有無

出血や腫れの有無は必ず伝えましょう。

このとき、どの程度の出血なのか、腫れなのかも正確に伝えることでより緊急性を伝えられます。

「血が出てます」ではなく、唾を吐いたら血がにじんでいる程度なのか、数分で口のなかに血が溜まる程度なのかでは緊急性が異なります。

腫れに関しては腫れている状態と大きさを伝えましょう。

腫れている状態は平たい山のように腫れているのか。ポコッと起き上がったように腫れているのかです。

大きさに関しては大体〇mmといったように伝えるのがおすすめです。

症状がある場所

痛みや出血、腫れなどの症状があるのは、歯茎なのか舌なのかなどの場所を伝えましょう。

症状がある場所によって必要な検査や治療内容が異なります。

出血している場所が分からない場合は、分からないと伝えても問題ありません。

いつから症状があるのか

いつから痛みや腫れなどの症状があるのかも必ず正確に伝えるようにしましょう。

昨日から痛みや腫れの症状がある場合と、1週間程前から痛みや腫れの症状がある場合では緊急性が異なります。

治療法が異なる場合もあるため、できるだけ正確に「いつからどの症状があるのか」を伝えましょう。

どういったときに症状があるのか

最後に大切なのが、どういったときに症状があるのかです。

特に痛みに関しては、何もしていない状態で痛い・食事中に痛い・触ると痛い・力を入れると痛いなど、どういったときに痛みが出るのかは重要です。

ここをきちんと伝えることで、痛みが生じている原因が判明する可能性があります。

混雑しやすい日時を避ける

予約をする際には、混雑しやすい日時はできるだけ避けるようにしてみましょう。

歯科医院は、月曜日などの休み明けや平日の夕方以降は比較的混雑しやすいです。

仕事や学校がある場合は難しいかもしれませんが、平日の日中であれば比較的予約がとりやすい傾向にあります。

また、電話予約などをする場合は、歯科医院が開院する10分間前は電話が混雑していることが多く、つながりにくいです。

キャンセル枠などを取りたい場合はできるだけ早めに電話するようにしましょう。

キャンセルが入ったら連絡してもらうようにお願いする

事前に歯科医院へキャンセルが入ったらすぐに連絡してもらうようにお願いするのも1つの方法です。

できるだけ早く歯科医院を受診したい場合には有効な手段ですが、歯科医院がキャンセル後の連絡に対応していない場合があります。

また、場合によっては「10分後に歯科医院に来院してください」といわれる可能性もあります。

仕事や学校がある場合は連絡を受けても歯科医院に行けないかもしれません。

こちらの対処法は、ある程度時間に融通が利く方におすすめです。

歯科医院を変える

どうしても予約が取れない場合は歯科医院を変えてしまってもよいでしょう。

もし治療中であれば、治療内容などを次の歯科医院へ共有する必要があるため、紹介状などを用意してもらえるか相談してみましょう。

次の歯科医院を選ぶ際には公式サイトなどをよくチェックして、院内の清潔さやユニットの数、スタッフの数などを確認しておくと安心です。

また、予約の取りやすさなどは口コミやレビューを参考にするとわかりやすいです。

しかし、口コミやレビューは誰でも投稿できるため、個人的な感想だったり悪意のある感想だったりする場合もあります。

口コミやレビューはあくまで参考程度にして、過信しすぎないように注意しましょう。

まとめ

この記事では、歯科医院の予約がとれない理由や予約制が多い理由、対処法などを解説しました。

歯科医院の予約がとれない理由には、患者数が多かったり一人あたりの治療が長かったりする点が挙げられます。

多くの歯科医院は予約制を取り入れていますが、その理由としては治療器具準備のためや治療・説明時間をしっかり確保するためなどがあります。

予約なしの当日受診は治療を受けられるかもしれません。

しかし、長時間待たされたり応急処置しかしてもらえなかったりする可能性があるため、おすすめしません。

小嶋デンタルクリニックではQOL向上・コミュニケーション・健康で輝く笑顔・自分が受けたい治療・オーダーメイド治療の5つの思いで治療をしています。

特に開院当初から数多くのインプラント治療に取り組み、歯科用CTの導入・インプラント測定機器・インプラントシステムの複数導入などを行っています。

他院でのインプラントのやり直しや、相談なども可能です。

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インプラント治療に興味がある、悩みがある方はお気軽に小嶋デンタルクリニックへご連絡ください。