Blogブログ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. インプラントが受けられる年齢は?年代別のメリットと注意点を解説

インプラントが受けられる年齢は?年代別のメリットと注意点を解説

2026年1月27日

インプラントが受けられる年齢は?年代別のメリットと注意点を解説

歯を失ったとき、インプラント治療を検討される方が増えています。

そんな中、年齢制限について気になっているのではないでしょうか。

しかし実は、インプラント治療には決められた年齢の上限はありません。

ただし若い方は顎の成長が完了しているか、高齢の方は全身の健康状態に問題がないかなど、年齢に応じて確認すべきポイントがあります。

この記事では、インプラント治療と年齢の関係、年代別のメリット・注意点を解説します。

インプラント治療なら静岡石田インプラントセンター

インプラントに年齢制限はある?何歳から何歳まで治療できるのか

インプラントに年齢制限はある?何歳から何歳まで治療できるのか

インプラント治療には、法律で定められた年齢制限はありません。

ただし、年齢に応じた適切な判断が求められます。

年齢の下限は20歳前後から

インプラント治療は、顎の骨の成長が完了していなければなりません。

成長が完了する前にインプラントを埋入すると、骨の発達によって位置がズレたり、噛み合わせに問題が生じたりする可能性があります。

顎の骨は20歳前後でほぼ成長が終わるとされていますが、個人差があるため一概には言えず、これらの年齢以降も顎が成長するケースもあります。

そのため、若年層の場合はレントゲン検査やCT検査などで骨の成長状態を確認してから治療を始めることが大切です。

年齢の上限はなく問題がなければ80代・90代でも可能

インプラント治療に年齢の上限はありません。

健康状態が良く、定期的にメンテナンスに通えるのであれば、80代や90代の方でも治療は可能です。

ただし、70歳以上の方は手術に対する体力や治療後の回復力などを確認する必要があります。

とくに注意が必要なのは、骨粗しょう症や心臓病、糖尿病などの基礎疾患の有無と状態、手術時の感染のリスク、麻酔の影響などです。

そのため、手術時間や治療回数を考慮した治療計画が必要となります。

インプラント治療を受けている年齢の割合と理由

インプラント治療を受けている年齢の割合と理由

厚生労働省が令和4年に実施した歯科疾患実態調査によると、インプラント治療を受けている割合が高い年齢層は60代以上です。

一方で20代から40代でも治療を受けている方がおり、年代ごとに歯を失う原因やインプラント治療を受ける理由が異なります。

以下では、年代別にインプラント治療の実態を見ていきましょう。

割合が高い年齢層は60代以上

年代別のインプラント装着率は以下のとおりです。

  • 20代:2.6%
  • 30代:1.3%
  • 40代:0.7%
  • 50代:6.1%
  • 60代:8.1%
  • 70代:9.8%
  • 80歳以上:7.8%

この統計からわかるようにインプラント治療を受ける方の割合は50代以降で増加し、とくに60代から70代にかけて高い傾向があります。

20代・30代のインプラント割合と歯を失う原因

20代・30代でインプラント治療を受ける方は少数ですが、一定数存在します。

若い世代でインプラント治療を選択する方が一定数いるのは、下記の理由で歯を失い、見た目や機能面の回復を重視するためだと考えられます。

  • 事故やスポーツ中のケガによる歯の破折
  • 先天的に永久歯が不足している状態(先天性欠如歯)
  • 重度の虫歯による抜歯
  • 外傷による前歯の喪失

40代のインプラント割合と治療を検討し始める理由

40代はデータ上ではインプラント装着率が0.7%と低めですが、治療を検討し始める方が増える年代です。

40代で治療を検討する理由は以下のことが考えられます。

  • 過去の虫歯治療の再発や歯周病で抜歯が必要になる
  • 仕事や社会生活で見た目や噛む力を重視するようになる
  • 経済的余裕が出て、自費診療を選択しやすくなる

【20代・30代】若い年齢でのインプラント治療のメリット・注意点

【20代・30代】若い年齢でのインプラント治療のメリット・注意点

若い年代でインプラント治療を受ける場合、特有のメリットと注意点があります。

ここでは20代・30代の方がインプラント治療を検討する際に知っておくべきポイントを解説します。

メリット1:残っている健康な歯を守れる

インプラントは失った歯の部分だけで治療が完結します。

ブリッジのように両隣の健康な歯を削る必要がなく、部分入れ歯のように金属のバネをかけて周りの歯に負担をかけることもありません。

若いうちにインプラント治療を受けることで、残っている健康な歯を傷つけずに済み、将来的な歯の喪失リスクを抑えられます。

メリット2:審美性が高く見た目の悩みを解消できる

20代・30代は、歯の見た目に悩みを抱きやすい年代です。

インプラントなら、天然歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりにできます。

入れ歯のように金属のバネが見えることもなく、ブリッジのように歯ぐきの形が不自然になることもありません。

見た目が気になる方も、人前での会話や笑顔に自信をもてるようになるでしょう。

メリット3:長期的に安定した噛み心地を維持できる

インプラントは顎の骨と直接結合するため、天然歯に近い噛む力が期待できます。硬い食べ物や粘り気のある食べ物も食べやすくなるでしょう。

また、インプラントは適切なケアと定期的なメンテナンスを行うことで、20年以上使い続けられるケースもあります。

つまり、20代や30代でインプラントを入れれば、将来的に長く快適な食生活を送れる可能性が高くなるわけです。

注意点:顎の骨の成長完了を確認する必要がある

若い年代でインプラント治療を受ける際は、顎の骨の成長が完了しているかどうかの確認が大切です。

成長途中でインプラントを埋入すると、以下のような問題が起こる可能性があります。

  • 顎が成長するにつれて、インプラントの位置だけが取り残される
  • 周りの歯は動くのに、インプラントだけが固定されたままになる
  • 噛み合わせのバランスが崩れて、顎や首、肩に負担がかかる
  • 見た目が不自然になってしまう

こうしたトラブルを避けるため、治療前には必ずレントゲンやCT検査で骨の成長状態の確認が必要になります。

【40代・50代・60代】働き盛りのインプラント治療のメリット・注意点

【40代・50代・60代】働き盛りのインプラント治療のメリット・注意点

40代から60代は、インプラント治療を受ける方が多い年代です。

仕事や社会生活が活発な時期だからこそ、しっかり噛めることや見た目の美しさが重要になってきます。

メリット1:他の歯への負担が減り、将来の喪失リスクが軽減する

40代から60代は、過去の虫歯治療や歯周病の影響で歯を失うリスクが高くなる年代です。

歯を失ったまま放置すると、残っている歯に過度な負担がかかり、新たな歯の喪失を引き起こす可能性があります。

インプラント治療を早めに受けることで、適切な噛み合わせを取り戻し、残っている歯への負担を軽減できます。

メリット2:生活の質(QOL)を維持・向上できる

40代から60代は、仕事などで人と食事をする機会が多い時期です。

そんな中、インプラントは外れる心配が少なく、硬い食べ物や粘り気のある食べ物も安心して食べやすい傾向にあります。

仕事や社会生活の中で、見た目や噛む力を取り戻すことで、人前での会話や笑顔に自信をもてるようになり、日々の生活の充実につながるでしょう。

注意点:インプラントの寿命は歯周病の有無で大きく左右される

40代から60代の方がインプラント治療を受ける際に注意すべき点は、歯周病です。

インプラントは虫歯にはなりませんが、インプラントの歯周病である『インプラント周囲炎』を発症する可能性があります。

インプラント周囲炎を予防し、治療後も快適なインプラントを長持ちさせるためには、毎日の適切なケアと3ヶ月〜6ヶ月に1回の頻度での定期検診が欠かせません。

とくにこの年代は、若い頃からの歯周病が進行している可能性があります。

インプラント治療の前に歯周病治療をしっかりと行うことが大切です。

【70代・80代以上】高齢者のインプラント治療のメリット・注意点

【70代・80代以上】高齢者のインプラント治療のメリット・注意点

たとえ高齢になっても、適切な条件を満たせばインプラント治療を受けることは可能です。

ここでは70代・80代以上の方がインプラント治療を検討する際のメリットと注意点を解説します。

メリット1:入れ歯の悩み(痛み・ズレ・違和感)から解放される

高齢の方の多くが、入れ歯に関する悩みを抱えています。

入れ歯が合わない、痛みがある、食事中にズレる、違和感が強いといった問題は、日常生活において大きなストレスです。

しかしインプラントであれば、顎の骨に人工歯根を埋め込んで固定するため、入れ歯のような不快感がありません。

食事の際にも違和感がなく、食べたいものをしっかり噛めるため、栄養状態の改善にもつながります。

メリット2:しっかり噛むことが健康維持や認知機能にも影響する

しっかり噛めることは、健康維持において重要です。

インプラントにより天然歯に近い噛む力を取り戻すことで、以下のような効果が期待できます。

  • 食事の選択肢が広がり、栄養バランスの改善につながる
  • しっかり噛むことで唾液の分泌が促進され、口内の健康が保たれる
  • 噛む刺激が脳に伝わり、認知機能の維持に役立つ可能性がある

また歯を失ったまま放置すると、顎の骨が痩せてしまう『骨吸収』が生じる可能性があります。

インプラントを入れれば、骨に適度な刺激が加わり、骨の吸収を防ぐ効果も期待できるでしょう。

注意点1:インプラント手術には全身疾患(持病)や服用薬の確認が必須

高齢者がインプラント治療を受ける際、全身疾患の有無と状態の確認は必須です。

以下のような持病がある場合は、とくに注意が必要です。

  • 糖尿病:血糖値のコントロールが不安定だと、傷の治りが遅くなり、感染リスクが高まる
  • 高血圧:手術時の血圧管理が重要になる
  • 骨粗しょう症:治療薬を服用している場合、顎の骨の治癒に影響を与える可能性がある
  • 心臓病:抗血栓薬を服用している場合、出血のリスクが高まる

インプラント治療前に、持病や健康状態を確認してもらいましょう。

注意点2:インプラント治療後の定期メンテナンスに通えるかが重要

インプラントを長く維持するためには、3ヶ月〜6ヶ月ごとの定期検診が必要です。

高齢者の場合、以下のような点を考慮する必要があります。

  • 足腰の衰えや持病の悪化で、定期的な通院が難しくなるかもしれない
  • 一人での通院が難しい場合、家族のサポートが継続的に得られるか
  • 認知機能の低下により、予約日を忘れてしまう可能性
  • 定期的なメンテナンスにかかる費用の負担

治療を始める前に、上記の点について家族も含めてよく話し合い、メンテナンスを続けられる体制を整えることが大切です。

年齢に関わらずインプラント治療ができないケース

年齢に関わらずインプラント治療ができないケース

インプラント治療は年齢に関係なく、以下のような条件に当てはまる場合は治療が難しいことがあります。

糖尿病や心疾患など、コントロールされていない持病がある

以下のようなコントロールされていない持病があったり、特定の薬剤を服用していたりする場合は、インプラント治療を受けられない場合があります。

  • 糖尿病で血糖値のコントロールが不良な場合
  • 重度の心疾患がある場合
  • 重度の高血圧で血圧が安定していない場合
  • 骨粗しょう症の治療薬を長期間服用している場合

顎の骨の量がインプラントを支えるのに不足している

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む治療のため、十分な骨の量が必要です。

歯を失ってから長期間放置していた、歯周病により骨が溶けてしまった、生まれつき骨が薄い、骨粗しょう症により骨密度が低下しているなどの理由で骨が不足している場合、そのままではインプラント治療が難しくなります。

ただし、骨が不足している場合でも、骨造成という骨を増やす処置を行うことで、インプラント治療が可能になるケースもあります。

喫煙習慣があり、治療後も禁煙が難しい

喫煙はインプラント治療の成功率を低下させる要因の一つです。

ニコチンの血管を収縮させる作用で患部の血流が減少し、傷の治りが遅くなったり、人工歯根と顎の骨の結合が妨げられたりします。

また、免疫力が低下し、感染リスクやインプラント周囲炎のリスクが高まります。

治療後も喫煙は控えるのが望ましいですが、少なくとも治療期間中は禁煙が必要です。

インプラント治療なら静岡石田インプラントセンター

インプラント以外の選択肢となる治療法

インプラント以外の選択肢となる治療法

何らかの理由でインプラント治療が難しい場合、他の治療法を検討する必要があります。

ここでは、インプラント以外の選択肢について解説します。

ブリッジ|周囲の健康な歯を削って支えにする

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削り、連結した被せ物を装着する治療法です。

保険適用が可能で費用を抑えられ、手術が不要で比較的短期間で治療が完了します。

一方で、健康な両隣の歯を大きく削る必要があり、支えとなる歯に負担がかかって寿命が短くなる可能性があります。

部分入れ歯|取り外し式で手軽だが違和感が出やすい

部分入れ歯は、金属製のバネを残っている歯にかけて固定する、取り外し式の義歯です。

保険適用が可能で費用が安く、外科手術が不要で失った歯が多い場合でも対応できます。

一方で、金属のバネが目立ち審美性に劣り、装着時の違和感が強く、噛む力が弱いというデメリットがあります。

まとめ

インプラント治療に決められた年齢制限はありません。

ただし若い方は顎の成長が完了していること、高齢の方は全身の健康状態に問題がないことが条件となります。

静岡石田インプラントセンターでは、年齢だけで治療ができるかどうかを判断することはありません。

若い世代の方からご高齢の方まで、一人ひとりの顎の骨の状態や全身の健康状態をCTなどの最新設備できちんと検査し、その方に合わせたオーダーメイドの治療計画を提案します。

「自分の年齢でもインプラントはできるだろうか」と悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

インプラント治療なら静岡石田インプラントセンター

この記事の監修者

小嶋デンタルクリニック 理事長 / 歯科医師小嶋隆三
小嶋隆三

経歴

  • 2013年 小嶋デンタルクリニック開設
  • 2023年 医療法人社団 GRIT 設立
  • 2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)
  • 台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局

所属学会・所属団体

  • 歯科医師臨床研修指導医
  • 公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
  • BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
  • 公益社団法人日本口腔インプラント学会
  • ISOI(国際口腔インプラント学会) インプラント認定医
  • 日本顎咬合学会
  • 日本スポーツ歯科学会
  • 日本抗加齢医学会
  • 日本歯科医師会
  • 静岡市歯科医師会 2020-2022 理事
  • 静岡市介護認定審査委員

メディア掲載