Blogブログ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 歯を抜いた後の選択肢はインプラントだけではありません ~歯牙移植という治療~

歯を抜いた後の選択肢はインプラントだけではありません ~歯牙移植という治療~

2026年6月12日

「残念ながらこの歯は保存が難しく、抜歯が必要です。」

そう説明された際、多くの方が思い浮かべる治療法は、
・インプラント
・入れ歯(義歯)
・ブリッジ
の3つではないでしょうか。
実は、条件が合えばもう一つ選択肢があります。
それが 歯牙移植です。

歯牙移植とは?

歯牙移植とは、ご自身のお口の中にある不要な歯(主に親知らず)を、抜歯した部位へ移植する治療法です。
例えば、
・奥歯が割れて抜歯が必要になった
・大きな虫歯で保存が困難になった
・根の先の病気が進行している
このようなケースで、条件の良い親知らずが残っていれば移植できる可能性があります。

歯牙移植のメリット

歯牙移植の最大の特徴は、
「自分の歯を利用できる」
という点です。
移植した歯は骨と自然に適応し、歯根膜という組織も存在するため、
・噛んだ感覚が残る
・生体との親和性が高い
・将来的な骨吸収を抑えやすい
といったメリットがあります。

どんな人でもできるわけではありません

歯牙移植は非常に有効な治療法ですが、すべての患者さんに適応できるわけではありません。
移植する歯の形や大きさ、移植先の骨の状態など、様々な条件を満たす必要があります。
特に親知らずが残っている方では適応となることが多く、奥歯の欠損部位では有力な選択肢となります。

移植した歯はどのくらい持つの?

歯牙移植の長期予後については多くの報告があります。
文献によって差はありますが、10年後でも約75〜90%程度の歯が機能していると報告されています。
もちろん、一生問題なく使い続けられるケースもあります。
一方で、将来的に抜歯となる可能性もあります。
しかし、もし10年以上良好な状態で経過した場合、その後にインプラント治療が必要になったとしても、骨の状態を維持しながら移行できるケースが少なくありません。

当院では歯牙移植にも対応しています

当院では、インプラント・ブリッジ・義歯だけでなく、歯牙移植も含めた総合的な治療計画をご提案しております。
「この歯は抜かなければならないと言われた」
「親知らずが残っている」
「インプラント以外の選択肢も知りたい」
そのような方はぜひご相談ください。
患者様お一人おひとりの状態に合わせて、最適な治療法をご提案いたします。