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インプラントの埋入時期について

2021年1月18日

 

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

 

抜歯後のインプラントの埋入時期についての質問をよく受けます。

 

各クリニックの方針によって埋入時期が異なる場合があるので、どれが正しいのかわからなくなると思います。

 

・抜歯後半年以上あけてからでないと埋入できない
・抜歯後2か月くらいで埋入できる
・抜歯と同時に埋入したほうがいい場合がある

 

結論、全て正しいです。

 

インプラント治療は進化しており、柔らかい骨質や抜歯した穴があってもしっかりと固定しやすいデザイン形状のものが誕生していたり、ボディ全体がピストルのような形になっており、初期固定用のスレッドが深く鋭利なものが出ていたり。

 

さらに、インプラントの表面性状も骨と一体化しやすいように加工されたものに変わってきており、抜歯即時インプラントが可能となってきました。

 

また前歯などは抜歯した穴とインプラントのサイズギャップが小さい場合は、同時に行ったほうが元の組織形態を崩さずに自然な形態で仕上げやすいことも分かってきたのです。

 

前歯などは、抜歯して放置してしまう事で、骨のレベルが下がってしまい最終的にインプラントを行い被せる時に両隣の歯肉の高さと異なる事があり審美的に悪くなってしまう事がありますので、抜歯即時インプラントは非常に有効であると言われています。

 

もちろん全てにおいて抜歯即時インプラントが適応されるわけでなく、骨の状態や感染状況にもよってきます。

 

しかしインプラント治療このように日進月歩で進化しているのです。

 

インプラント治療が初期の頃は、形状なども限定されていたため多くの場合、抜歯後6ヶ月開けてからCT撮影を行い埋入という流れが多かったです。

 

6ヶ月の間に骨がしっかりと固まってから行う事がベストだった時期もありました。

 

当院においては、抜歯後2ヶ月でインプラント、抜歯同時にインプラントを採用しています。
抜歯後6ヶ月待機する症例は、骨造成などを行った場合になります。

 

これは、抜歯後即時インプラントを行った時の写真。

 

前歯部ですので歯肉の退縮を最小限にしたかったため行っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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