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インプラント周囲炎への対応
2021年3月11日
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
インプラントを長期間使用していくにあたりフォローすべきことがあります。
それは「インプラント周囲炎」への対応です。
インプラントは虫歯になることはありません。
虫歯の細菌により、インプラントに穴が開くようなことは起こりませんが、インプラント周囲炎と呼ばれるインプラントの歯槽膿漏には罹患する可能性があります。
インプラント周囲炎に罹患してしまうと、進行し最終的には動揺し脱落してしまう可能性があります。
このインプラント周囲炎をしっかりとコントロールすることがとても大切となります。
最近になり昔治療したインプラント部位から出血する頻度が増えたと訴えて来院された患者様。
歯肉は軽度に赤くなり、ポケットを探索すると出血してきている状態。
ポケットも少し深くなってきている状態でした。
レントゲン所見でも2本のインプラントのうち1本が一部スレッド露出してきている所見。
このまま放置してしまうことで進行してしまうことが予想されます。
インプラント周囲炎に対する治療としては、一度外してしっかりとデブライドメントを行う必要があります。
今回は、ErYAGレーザーを用いて洗浄を行いました。
コジデンにあるこのレーザーはインプラントにも使用できるレーザー。
レーザーにおいて高い洗浄効果を示すもので、インプラントに使用できるのはこのErYAGレーザーのみとなっています。数回に分けてレーザーを照射していき、現在は炎症は落ち着いています。
歯肉も退縮してきたためブラシでケアがなんとか可能か。
今後もしっかりとフォローが必要です。
インプラントは入れたらおしまいというわけではなく、しっかりとしたケアが求められます。
わからないことがありましたらご相談ください。
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