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インプラントの固定方法

2023年6月10日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

インプラントの上部構造を固定する方法は様々あります。

今回はクラウンに限った話。インプラントの上部構造を固定するためには２つの方法があります。

– ・スクリューリテイン
– ・セメントリテイン

簡単にいうと、インプラントの上部構造をスクリューで留めるのがスクリューリテイン、セメントで留めるのがセメントリテインになります。

スクリューリテインの場合は、フィクスチャーに直接インプラント補綴物が固定されるのに対して、セメントリテインはアバットメントと呼ばれる土台をフィックスチャーに取り付けて、上部をセメントで固定するという形になります。

最近ではスクリューリテインにおいても、アバットメントを装着し上部をスクリュー固定するマルチアバットメントと呼ばれる方法があります。非常に良いのですがコストがかかります。

最近のインプラント補綴の考えではほとんどがスクリューリテインです。

セメントの為害性というのがやはりインプラントにおいてはよく考えるべきポイントでセメントが粘膜に漏出しないようコントロールが大事ですが、インプラントなど構造が少し複雑な場合セメントを取り切る、またそれを評価するというのが難しいのが実際です。

そのため最近ではスクリューリテインを用いることがあります。

しかしスクリューリテインのようにアバットメントに直接連結していると、頻回に逆回転を加えることによりインプラントに影響を与える可能性もあるかもとも言われます。

できるだけ逆回転を加えない方がいいということも考えられ、最近ではスクリューリテインの相手をアバットメントにするマルチアバットメントというのが出てきています。

埋入本数、角度によってもスクリューで行けるかセメントになるのかが変わってきます。

気になる方はご相談ください。
 

 

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