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インプラントが適応されない方

2023年7月28日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

欠損した場合の欠損補綴として有益なインプラント治療。

しかし全ての方が必ずできるというわけではありません。

インプラントができない方として考えられる特徴は、以下の5つが挙げられます。

1・骨量不足: インプラント手術では、人工歯根が顎の骨にしっかりと結合する必要があります。

顎の骨が不十分な場合、インプラントが安定せず、長期的な安定率が低くなる可能性が高くなります。骨量不足は、骨の吸収が進んだり、歯を失ってから時間が経過していたりすると起こることがあります。

2・歯周病や口腔感染症の進行: 歯周病やその他の口腔感染症が進行している場合、インプラントの成功率が低下します。これらの病気が治療されるまで、インプラント手術を延期する必要があります。

特に歯周病はインプラントに対して大きな影響をもたらします。口腔内細菌のコントロールができていない状態でのインプラント治療もしくはインプラント補綴の実施は、長期的な予後が悪いことがわかっています。

3・全身的な健康問題: 一部の全身的な健康問題や免疫系の障害が、インプラント手術の適格性を制限する場合があります。手術を行う前に、健康状態を評価し、リスクを最小限に抑えるために適切な判断を下します。糖尿病や免疫抑制剤を内服しているなど、自己免疫に何かしらの影響が出ている疾患においてはインプラント治療ができないことがあります。また同様に骨粗しょう症の内服や注射をしている方は外科処置全般がダメなことがあります。

4・不適切な顎の形状: 顎の形状が適切でない場合、インプラントを正確に配置することが難しくなります。このような場合、顎の形状を改善するために追加の手術が必要になることがあります。

5・妊娠中の女性: 妊娠中の女性は、一般的にインプラント手術を延期することが推奨される場合があります。妊娠中はホルモンバランスが変化し、治療の結果に影響を及ぼす可能性があるためです。

その他としても、喫煙している方などはインプラントに影響を与える可能性が高いため保証期間を設けないなどの処置があります。

これらは一般的な特徴ですが、インプラント治療は個別の症例によって異なります。インプラントの適格性を判断する際には、歯科医師との十分な相談と評価が重要です。

ご心配な方はご相談ください。

 
 

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