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インプラントと骨造成
2023年10月3日
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
抜歯すると骨欠損が発生します。
炎症が大きく、慢性化しその期間が長ければ長いほど抜歯後の骨欠損状態は大きくなります。
炎症が慢性化することで、血流が悪くなるため抜歯後の回復力は著しく悪くなります。
血流を促すために抜歯後にデコルチケーションと呼ばれる、骨に穴を開けて血流を促す方法があります。慢性炎症で抜歯した場合、骨造成を併用する場合は血流量が必須となります。
血流がない状態で、骨造成を実施してもうまくいくことはありません。
組織の回復には白血球や血小板などの血液成分が必須なのです。
抜歯後2ヶ月後のレントゲン写真。
確認するとまだまだ骨の回復が認めない部分があります。
しかし、慢性炎症であった部位であるためこれ以上の組織回復は認めない可能性もあることからインプラント補綴時に、内面処理を行い、骨造成を実施することにしました。
抜歯もできる限り早く決断したほうが、将来的に良いなという印象です。
残せるところまで残しましょう、というのは一見患者さん思いで良さそうですが、将来インプラントなどを考えているのであれば、残せない歯は痛みがなくても早めに抜歯して組織回復させた方が良いなと思いました。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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