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インプラント周囲炎
2023年10月19日
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
インプラント部が腫脹すると訴えて来院された患者様。
実は3年前にも同様に腫脹し、他院で行っているインプラントを撤去した経緯があったのでまさかまたか・・ということで確認すると
1本が完全にインプラント周囲炎に罹患している状態。
10年前に他院で3本インプラントを埋入も、埋入時より腫脹などがあり被せ物ができない状態で当院に来院されました。1本は完全にインプラント周囲炎に罹患しており、もう1本もインプラント周囲炎が少しずつ進行している状況。
感染が大きい1本はインプラント撤去を行い、もう1本はレーザーで洗浄し経過を見ることとしていました。状態はしばらく良かったこともあり、3年間未来院が続き今回久しぶりに来院。
完全に撤去しなけばいけない状態となりました。
エビデンスでも出ているようにインプラント周囲炎は治癒することができない疾患です。
骨の再生もかなり難しく進行も速いのが特徴であるため、一度インプラント周囲炎に罹患した場合は継続して洗浄していかなければ現状を保つのが非常に難しくなります。
10年前に3本埋入していて2本撤去。
インプラント治療はそんな予知性の低い治療ではありません。
適切なポジションに埋入、適切なセルフケアなど確実に実施されれば永続的な予知性の高い治療法です。
色々と考えることのできるケースでした。
インプラントでお悩みの方はご連絡ください。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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