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狭窄した骨へのインプラント

2024年1月17日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
インプラント治療において骨の厚みは大切なポイントです。
 
口腔内において骨の厚みや高さは歯肉の厚みや高さにも相関するため、骨の厚みが少なかったり、高さが低ければ当然歯肉の位置は下がり審美的に悪くなります。
 
抜歯後放置することで骨の厚みはどんどんと薄くなっていきます。
 
前歯のインプラントを希望で来院された患者さま。
 

 
二次元的なレントゲンでは一見骨がしっかりしてそうに見えましたがCTにて確認すると明らかな狭窄骨。
 

 

 
隣の歯がある骨の幅と比べても極端に薄くなっています。
 
この状態である骨に埋入するとどうなるか。
 
実際このままインプラントを埋入することもできます。
 
しかしその後起こり得る予知としては、被せ物の脱落を繰り返すことです。
 
内側に埋入するということは、土台や被せ物で角度が変わります。
 
特に下の歯から突き上げがある上顎前歯部は、その突き上げにより角度が付きすぎていると外れてくるリスクが高いです。
 
この場合もインプラントの固定方法の一つであるスクリュー固定も残念ながらアクセスする部位が唇側となるため審美的にマイナスとなるため今の骨の位置に埋入するとしたらセメント固定となりますが、セメント固定だと取れるリスクが高まります。
 
よって何が良いかと言えば埋入前に骨造成を行い骨幅を回復させることです。
 
それから埋入した方が審美的にも長期的にも良いと考えられます。
 
できるだけ両隣接があるポジションに揃えて埋入することが長期的な予後として良好な結果をもたらします。
 
時間はかかりますが、長期的な目線で確実に行った方が良いと思います。
 
インプラントでお悩みの方はご連絡ください。
 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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