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義歯からインプラントへ

2021年4月22日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

義歯からインプラントに変更される方は多くいらっしゃいます。

その変更理由の多くは違和感や煩わしさが最も多い傾向です。

欠損する歯が増えて義歯の設計が大きくなったりする場合を除いて、義歯を長年使用されている方のほとんどは義歯からインプラントへ変更することはないのですが、初めての義歯となった方や口腔内が狭い方などは義歯に非常に苦労される方がいます。

当院はインプラントゴリ押しのクリニックではないですし、義歯も得意としているため双方のメリットデメリットをお伝えし患者さんに選択していただいております。

口腔内において、可動粘膜と呼ばれる部分と不動粘膜と呼ばれる部分の2種類が存在します。
その名の通り、動く粘膜と動かない粘膜。

義歯を設計する上で違和感の少ない義歯を目指すのであれば、不動粘膜の上に床を設置し可動粘膜には義歯を伸ばさないと言うのが基本になりますが、その設計でもやはり違和感はあります。

慣れてしまえばなんともないのですが、元々舌が大きい方や頬粘膜の圧が強い方など口腔内が狭い方は特に違和感が残りやすい傾向にあります。

また前歯においては空気が抜けにくく「話しにくい」「外れるのが心配」などそのような訴えを持つ方も非常に多くインプラントを検討するきっかけとなります。

前歯部から臼歯部にかけて欠損している方。

義歯を使用していましたが、違和感が強く義歯のサイズを小さくしていき安定剤がないと維持できない大きさになっていました。

義歯は小さくすればするほど、粘膜での支持が取れなくなりますので、残存している歯に負担をかけたり粘膜が圧迫され異常な骨吸収を引き起こしてしまいます。

このようにインプラント治療を希望されたため設計しました。右上の残存している歯は動揺が大きく抜歯が必要。

長年義歯の支えの歯となっていましたが、負担が大きくかかっていたせいか保存不可能な状態となってしまいました。

部分床義歯は、粘膜支持と歯牙支持のバランスが大切です。

義歯を小さくすればするほど、歯牙支持の負担が増してしまい動揺し保存不可となるリスクが高いです。

きちんと、義歯の特徴を理解した上で作成することが望まれます。
義歯やインプラントでお悩みの方はご相談ください。

 

 

 

 

 

 

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