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インプラントは3次元的な評価が必須
2022年9月5日
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
インプラント治療を行う上で骨の状態というのは非常に重要なファクターとなります。
その評価をどのようにするのか。
一般的に歯科医院で行うレントゲンは、歯を単体で撮影するレントゲンと、口腔内全体を撮影するレントゲンの2つになります。
もちろんこれである程度の骨の状態を確認することができますが、このレントゲンでの評価はあくまで平面的な評価です。
簡単にいうと、上記のレントゲン方法は二次元的な評価に過ぎず、3次元的な評価が必ず必要となってきます。
右下欠損に対してインプラントを検討している患者様。
他院でインプラントを勧められて受診。上記の二次元のレントゲンだとかなりしっかりとした骨があるのではないかと考えられます。しかしこれだけでインプラントを進めてしまうとうまくいきません。
実際このCTにて三次元的な評価を行うと
このように表側の骨がほとんどなく崖のように欠損しているのです。
二次元のレントゲンでは、裏側に骨の高さがあったため、十分に感じましたが実際はかなり薄い骨となっており、この状態ではインプラント治療は不能。骨造成後にインプラントが必要となっていきます。
インプラント治療以外においても、診査診断をしっかり行うことが正しい治療に向かいます。
まずは時間をかけてしっかりと診査診断を受けるようにしましょう。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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