ryu-imp のすべての投稿

インプラント治療を検討している方へ

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
昨日一昨日と所属している国際インプラント学会に参加していました。
 
ケース提出してのclinical dentist の試験も受けてきました。
 
インプラント治療は、歯を失った方が再び「自分の歯」と感じられるような噛み心地を取り戻す有力な選択肢として注目を集めています。
 
義歯(入れ歯)は確かに歯を補う手段の一つですが、噛む際の不安定さや異物感、痛み、さらには使用中にずれてしまう不安など、生活上のストレスになることも少なくありません。
 
こうした不満から、「もっと自分らしく噛んで味わいたい」「笑顔や会話の瞬間に余計な心配をしたくない」という方々には、インプラントが大きな可能性をもたらします。
 

 
インプラントは、歯を支える土台(人工歯根)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着することで、本来の歯に近い機能性を実現します。
 
その最大の特長は、しっかり固定されるため、義歯のように取り外す必要がなく、噛む力が安定して得られることです。結果として、硬い食べ物も安心して楽しめるだけでなく、話す際の違和感も軽減され、自然な表情で過ごせるようになります。さらに、適切なケアと定期的なメンテナンスを行えば、長期的に健康な口腔環境を維持することも期待できます。
 
「手術が不安」「本当に痛みは少ないのか」といったご懸念をお持ちの方も多いでしょう。
 
現在ではデジタル化により外科治療への侵襲性も低減されています。バイオマテリアルも充実し難症例も解決しやすくなっています。
 
当院では、十分なカウンセリングを行い、治療の流れ・期間・費用・リスクを明確にお伝えします。事前の精密検査やシミュレーションを用いることで、患者さま一人ひとりに合った治療計画を立案。さらに、最新の機器と確かな技術を駆使し、なるべく負担が少なく、安全な施術に取り組んでいます。また、治療後のケアや定期検診によるメンテナンスサポートも充実しておりますので、「治療が終わってからどうすればいいの?」という不安も軽減いたします。
 
もし、義歯が合わず悩まれている方、あるいはインプラント治療にご興味がある方は、お気軽にご相談ください。あなた自身がもう一度、自由に笑って、しっかり噛んで、豊かな食生活を送れるようになるためのお手伝いを、私たちは全力でサポートいたします。
 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

骨幅が狭い部位へのインプラント治療

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
インプラントを埋め込むためには、十分な骨の幅が必要です。しかし、骨の幅が不足していると、通常のインプラントをそのまま埋入するのが難しい場合があります。このようなケースでは、大きく2つの方法、骨を増やしたり、細いインプラントを使うなどの方法を選択します。
 
– **骨を増やす方法(骨造成)** 骨幅が狭い部分に、人工の骨や自分の骨を移植して骨を増やします。
 
   **GBR法(骨誘導再生法)**骨が不足している部分を特殊な膜で覆い、骨が再生するのを促します。
 
   **骨移植**他の部位(顎骨)から骨を移植することで、必要な幅を確保します。
 
– **細いインプラントを使う方法** 骨幅が狭い部分でも対応可能な、通常より細いインプラントを使用します。ただ臼歯部など大きな負荷がかかる部位には細いインプラントは破折リスクがあるため使用は不能となります。
 
– **スプリットクレスト法** 骨幅が狭い場合、既存の骨を特殊な器具で広げ、そこにインプラントを埋め込みます。この方法は、骨の幅を増やすと同時にインプラントを埋入できるため、治療期間を短縮できることがあります。
 
このように治療方法はいくつか存在します。
 
まずはCTなどにて確実な診査診断を行い、骨造成の必要性があるのか、細いタイプのインプラントを選択することで解決できるのかを把握する必要があります。
 
気になる方はご相談ください。
 

 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

上のインプラント治療の流れ

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
上顎臼歯部へのインプラント治療の流れ。
 
上の奥歯のインプラント治療の流れは、抜歯から少し時間がかかることが多い印象があります。下顎に比べ骨量が少ないのが特徴の上顎。
 
少ないだけでなくその質もやや下顎に比べると弱いのが特徴。
 
そして最大のポイントは副鼻腔の一つである、上顎洞の存在となります。
 
上顎洞は副鼻腔の中でも大きな空洞で、上顎洞の下方は口腔に近接していきます。
 
上の臼歯部の歯根が上顎洞に突き出ている方もいるぐらい、上顎洞の位置と口腔が近くなっており、特にアジア人においては多いと言われています。
 

 
そのため抜歯して、この上顎洞直下に骨がしっかりと確保できる、骨がしっかりしていなければインプラント治療の安定はなかなか取れません。
 
上顎洞の位置をしっかり配慮した上でインプラント治療も埋入することが求められ、配慮せずに埋入することで上顎洞内への穿孔などトラブルが出てきてしまいます。
 
様々なリスクを回避するためには、まずは抜歯後しっかりと綺麗にした後に待機となります。待機することで骨はゆっくりと新製していきます。
 
しかし待機しすぎてしまうと、上顎洞が重力により垂れてくるとも言われており、骨の新生を待つと同時に適切なタイミングでインプラントを埋入する必要があります。
 
しっかりと待機しつつも、適切に埋入が求められる上顎へのインプラント治療。
 
まずはかかりつけの先生に相談してみましょう。
 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

オーダーメイドのインプラント治療

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
当院ではインプラント治療におけるCT撮影は1回22000円で行っています。
 
実はこのCT費用の中には、インプラントの治療計画を策定する代金のほか、サージカルガイド作成費用も含めているため実際はかなり割安です。
 
サージカルガイドは、他院で作成するとガイドだけで60000円することがしばしば。当院では3Dプリンタで制作するためコストを抑えることができ、CTの費用22000円の中に入れています。
 
そしてインプラントのフィクスチャーの料金は基本220000円から。
 
Dioのインプラントで220000円からとなっています。基本というのはCTプランニング、サージカルガイド、埋入というベーシックなプランで埋入すると220000円となっていますが、もう少しディスカウントしたいというのであれば、サージカルガイドなし、プラス在庫インプラント使用という方法があります。
 
在庫インプラントとは、当院では埋入本数が多いことからインプラントのフィクスチャーをまとめて仕入れることを行っています。埋入本数が少ないクリニックではその都度発注するのですが、当院ではまとめて購入しているため在庫が多数あります。
 
在庫インプラントはほとんどDioとなるわけですが、在庫インプラント使用であればディスカウントは可能です。
 
その方の状態や本数により決定していますのでご相談ください。
 
また、治療においてこの金額内で治療を終わらせたいという要望があれば、それに合わせてできるプランニングを作成します。
 
その際も、既存の料金ではなくオーダーメイドで作成しています。材質の選択などは限られてくる場合もありますが。
 

 
オーダーメイドでの治療計画を策定していますので気になる方はご連絡ください。
 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

骨造成を避けてインプラント治療

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
インプラントをしたいけれど、費用を抑えたい。
 
短時間で治したいから骨造成などは避けてほしい。
 
このように訴える方も多くいらっしゃいます。
 
インプラント治療は保険外、骨造成も保険外ですのでフルフルで行えばそれなりに費用はかかるし、骨造成を行えば最低でも6ヶ月以上は治療が完了するのに確定します。
 
欠損部へインプラント治療を計画。
 
骨造成は避ける設計。
 
通常インプラントブリッジであれば手前と奥歯2本埋入して中間をダミーにする設計にしますが、手前は骨がなく埋入できないため骨造成が必要。
 
しかし骨造成はしない希望であるため奥に2本埋入して延長ブリッジで仕上げる設計にしました。
 

 
このように設計次第では骨造成を避けながら費用と期間を抑えて治療することも可能です。インプラント治療を検討している方はご検討ください。
 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

ブリッジからインプラントへ

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
歯が欠損した後に治療する欠損補綴において保険診療でも可能なブリッジ治療があります。
 
保険診療であれば、ブリッジないし義歯となるわけですが、ブリッジの場合最低でも2本の歯を支台として使用します。
 
しかし支台となった歯が崩壊してしまうとブリッジはできなくなります。
 
歯が残っていればまだブリッジにすることもできますが、連鎖的に悪化していくことが予測されます。
 

 
左下のブリッジ部分の動揺と痛みを訴えて来院された患者様。
 
左下にブリッジが装着されていますが、次第となっている一番奥の歯に大きな虫歯を認め保存困難となっていました。
 
治療としては抜歯となります。
 
ここで抜歯後の選択に、ブリッジはありません。
 
今回ブリッジで使用していた歯が一番後ろの歯であるため、支台となる歯がなくなったからです。
 
よって支台がない場合の選択は、義歯かインプラント治療となります。
 

 
インプラント治療を選択され最終補綴まで終了。
 
安定して咬合することができています。
 
その他虫歯もあるため治療は継続中です。
 
ブリッジは簡易的で固定式で良い治療ですが、支台には相応の負担がかかります。
 
崩壊した場合は次にどうするかをよく考えて治療をすべきです。
 
もう一度ブリッジにしても大丈夫なのか、義歯にした方が良いのか。
 
その辺り考えた上で治療計画を立案していますので、ぜひご相談ください。
 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント1回法とは

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
インプラント治療にはいくつか術式があります。
 
インプラント治療における目指す結果はほとんど同じですが、そこに対するアプローチはいくつか存在します。
 
まず大きなところだと、1回法と2回法があります。
 
1回法とは、インプラントを埋入した当日に歯が入るもしくは、口腔内にアバットメントが露出する状態です。
 
ここでインプラントの構造について確認です。
 
インプラント体、いわゆる骨とくっつく場所である部分をフィクスチャーと言います。
 
次に、そのフィクスチャーに被せ物を装着するためのアバットメントがあります。
 
そしてその上に被せ物を装着する補綴物があります。
 
このフィクスチャー、アバットメント、補綴物の3つで構成されています。
 
ちなみに、アバットメントと補綴物が連結され、フィクスチャーとアバットメント付き補綴物の2つで構成されることもあります。
 
どちらにせよ、骨とくっつくフィクスチャーは独立しています。
 

 
そして1回法では、フィクスチャーを埋入した後に、アバットメントを装着したり、口腔内に露出するキャップをつけることを指します。
 
一方2回法では、フィクスチャーを埋入した後、フィクスチャーの高さのキャップを装着し、口腔内に露出しない方法となります。
 
こちらが1回法。
 

 
こちらが2回法
 

 
どちらが良いのかいうことはありません。
 
1回法であれば骨結合した後に、再度粘膜を切開したりする必要がないのが主な利点ですが、口腔内の汚れが付着するため清掃しなければなりません。
 
2回法だと、口腔内に露出しないため感染リスクはかなり低いですが、2回目に一部麻酔して切開が必要です。
 
ではどのように判断するか。
 
それは骨造成を行うか行わないか、初期固定が良いか良くないか、口腔内環境は良いか良くないか。などで判断しています。
 
1回法を選択する場合は、かなり環境因子が良いと判断されないと実行されません。
 
口腔内は細菌に覆われているため細菌曝露に晒されるためです。
 
できるだけリスクを避けるのであれば2回法の方が間違いないのですが、1回法のメリットも色々とあります。その方の状態に合わせて判断していますのでご相談ください。
 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

抜歯即時インプラントと骨造成の併用

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
インプラント治療において安定した骨がインプラントのフィクスチャー周りにあることはとても重要です。
 
フィクスチャーは骨の中にしっかりと収まることが大前提となります。
 
インプラント周囲炎などの起点となるのも、どのポジションに埋入しているか、骨質が良いかというポイントは非常に大切な要素となります。
 
歯根にクラックが入り抜歯が必要な状態。
 
抜歯してインプラント治療を希望されました。できるだけ一回で抜歯と埋入をしたいという希望。
 

 
インプラントの直径と歯根の直径では当然ながら歯根の直径の方が大きく、抜歯した穴にインプラントを埋入すれば、インプラントと、抜いた穴にギャップが生じます。
 
基本的に内側性骨欠損と呼ばれる状態であれば自然に骨ができるのですが、外側性骨欠損であると、粘膜が先に治ってきてしまい骨が作りたい場所に骨がうまくできないという事態が起こります。
 
それを避けるために、メンブレンという粘膜が入り込むのを防ぐためのシールドを骨造成部位する部位に設置します。
 

 
埋入してシールドを設置しています。
 
シールドは吸収性のものと非吸収性のものが存在します。シールドを留めているピンは非吸収性ですのでいずれ除去します。
 
このように、抜歯即時でインプラントを埋入する時のほとんどが骨造成を併用します。
 
抜歯で確実に嚢胞や不良肉芽組織を取り切ること、スペースメイキングすることはとても大切です。
 
インプラント治療検討している方はご相談ください。
 
今回の治療は鎮静麻酔を併用して行いました。
 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

インプラント1回法にするか2回法にするかの判断

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
インプラント治療には1回法と2回法の二つの方法があります。
 
術式は一緒ですが、最後に粘膜の上にキャップが出てくるものを1回法、粘膜の下にキャップがあるのが2回法とされます。結論、キャップの長さによって1回法と2回法に分けられます。
 
これはインプラントのフィクスチャーがボーンレベルを使用したものに限ります。
 
ティッシュレベルのインプラントを使用した場合は必然として1回法となります。
 
即時荷重インプラントなどは1回法の典型例です。
 
埋入した日から被せ物や義歯をインプラントに装着する方法です。
 
ではそのような即時荷重を除いて、1回法にするか2回法にするかをどのように決定されるのでしょうか。
 
– 骨造成の有無
– 初期固定の程度
– 口腔内清掃状態
 
このようになっていきます。
 
骨造成などを行った場合は、骨造成を確実に成功させたいため、感染は限りなくゼロにしたい。
 
そう考えた時に、口腔内と繋がっている1回法は細菌の侵入リスクがあるため2回法を選択することがほとんどです。
 
インプラントを埋入した初期固定が30N以下であれば私は2回法にしています。
 
これも口腔内からの感染リスクを低くして、じっくりと骨結合を期待したいからです。
 
また口腔清掃状態が悪い方も同様に2回法を選択します。
 
口腔内細菌がインプラント周辺に付着してしまうと、骨結合前に感染し脱落を招きます。
 
インプラントは長期的に機能することが求められます。
 
1回法と2回法で期間はそれほど違いにありませんが、2回法にすべきところを1回法で無理に行うことで、治療が長引いてしまうこともあります。
 
よほどの例外がない限り、セーフティに2回法を選択していますが、状態が良い方はもちろん1回法で行いますし、フルアーチのケースなどは1回法で行います。
 

 
ご心配な方はご相談ください。
 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental

ジェネリックタイプのインプラントという選択肢

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
 
実際にはジェネリックインプラントという言葉は存在しません。
 
ジェネリックとは医薬品などでよく用語が出てきますが、後発という意味があります。
 
後発の反対語は先発ですよね。医薬品においては新薬が先発で、新薬と同じ有効成分及び、同等であると国から認められたものが後発医薬品として認められており、これをジェネリック医薬品と言われます。
 
ではインプラントにおけるジェネリックタイプとは何か。
 
私の定義では新興メーカーがそれに該当します。
 
先発では、ノーベル、ストローマンなどのインプラント初期から提供していた歴史のある会社が対象となります。一方、Dioやオステムなどの会社は後発に出てきた会社であるため、先発商品を模倣しながら、国からの許認可を受けて出てきたものとなります。
 
よって、後発インプラントメーカーはジェネリックと考えて良いと思います。
 
ジェネリック製品の良いところは、先発製品を模倣しながらも、先発製品で改善したかった部分を改善しているなど、痒いところに手が届く製品が多いです。他社メーカーと差別化している点もそういったところで、先発メーカーでできなかった、改善したかったところを改善している傾向があります。
 
さらにジェネリック製品は先発に比べ低価格です。
 
そのため患者さんに提供する価格も先発製品に比べると安い傾向にあります。
 
実際当院でもストローマンインプラントに対し後発のDioインプラントは5万円ほど安く設定しています。
 

 
インプラントは高いもの、とされがちですがジェネリックタイプが出てきたことで安価で提供もできるようになりました。
 
気になる方はご相談ください。
 

 

コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
https://ameblo.jp/kojima-dental