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サイナスリフトとインプラント治療

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

上顎の臼歯部において、欠損後のインプラント治療で課題となるのが骨の量です。
上顎の臼歯部の上方には上顎洞という副鼻腔の一部が存在しています。
この上顎洞の存在により欠損部と上顎洞との間の骨が少なくなりやすく、上顎臼歯部にインプラント治療を行う際に課題となりやすいです。

インプラントを支えるための骨が十分に存在しない時はどうしたら良いでしょうか。
当院ではそのような場合は骨造成を行います。
上顎の臼歯部における骨造成では「サイナスリフト」と呼ばれる骨造成を実施します。

サイナスリフトとは、上顎洞の位置を上方に挙上させて挙上したスペースに骨を入れて作成すること。
これによりインプラントを埋入するための骨ができます。

歯槽側より上顎洞までの距離が少ないことがわかります。
この状態ではインプラントは埋入できない状態です。
そのため上顎洞を挙上させる必要がありそのためにサイナスリフトを行います。

今回の場合は既存骨が3mmありインプラントの初期固定が良好であったためサイナスリフトと同時に埋入を実行しています。
術前のCT診査で確認できるため上顎のインプラントを検討している方は一度ご連絡ください。
 
 
 
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インプラント周囲炎にも対応できるレーザー

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

当院でも使用しているEr.Yagレーザーはインプラントにも使用できるレーザーとなっています。
インプラント部は洗浄が一つ課題となっています。

一般的に歯牙のバイオフィルムを取り除くためには超音波などの洗浄機器を用いて行っていきますが、インプラント部位に超音波機器を当てるのはNGとなっています。
超音波により、インプラントに傷がついてしまうことで細菌が溜まってしまうリスクがありインプラント周囲炎の悪化やリスクを引き上げてしまいます。

一般的にインプラント周りの機械的な洗浄としては、エアフローを用いた微粒子での清掃や機械的歯面清掃が主体となっていますが、インプラント周りの歯肉の炎症に関しては現在Er.Yagレーザーの使用が推奨されています。

このレーザーはインプラント面に当てることができ、殺菌力が期待できます。

インプラントも長期的な維持のためにはケアが必須です。
維持のためにもしっかりと行っていきましょう。
 
 
 

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骨欠損は大きいが内側性であれば比較的良好

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

当院ではインプラントを希望される患者様にはまず最初に通常の2次元レントゲンを撮影し、簡易的な計画を立てます。
この計画では、どこの歯をどのように治療する必要があるのかを簡易的に示してお渡ししています。

その中でインプラント治療を希望された場合は、インプラントを行うための環境が整い次第事前検査に入っていきます。
インプラント治療を行うための環境とは

・歯周病が改善されている
・プラークコントロールが十分改善されている
・保存不能な歯の抜歯が終わっている

などいわゆる一次治療が終了したタイミングで行います。
今回一次治療まで終了し、インプラント治療となった患者様。

欠損部は抜歯後1ヶ月でCT撮影を行っています。

頬舌側には十分な骨がありますが、内側の骨はまだ完全には出来上がっていません。
このような場合、もう少し待機してから埋入する方法もありますが、内側性の骨欠損であるため十分掻爬し、埋入後の初期固定を得られるようであれば埋入し、周辺骨とインプラントとのギャップが生まれたら骨補填をするという方法をとります。

骨造成などの処置において難しくなるのが、造成した骨が逃げてしまうこと。
定着するためにはその場になければなりませんが、外側性の骨欠損などは造成した骨を維持させるのがとても難しいのが実際です。
今回のような内側性の骨欠損に関しては周りがしっかりと覆われているため比較的骨ができやすいのです。

骨がなくても状態によっては、しっかりと骨を作りながらインプラント治療することが可能ですのでご相談ください。
 
 
 

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インプラントの長さが異なる理由

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

インプラントは必ずしも同じ太さで同じ長さということではありません。
部位や状態によって長さや太さを変えていきます。

臼歯部に2本埋入したケース。
よく見ると奥のインプラントの方が短くなっているのがわかると思います。
理由としては、奥の方が下歯槽神経に近いということや、開口量の問題もあります。

奥歯になればなるほど、上との距離が短くなっていきます。
前歯で最も上下の距離をとることができますが、奥歯は上下の距離が最も短くなります。
これは全ての人で共通していることですよね。
顎運動は顎関節を起点に行われるので、起点に近ければ近いほど距離は狭くなります。

よって奥歯に長いインプラントを埋入するのは解剖学的に不可能になってきます。
開口量が奇跡的に大きい方は、問題なく実行できますが食いしばりの多い現代において開口量が小さい方が大半ですので奥歯に埋入するのがとても大変となってきます。

また近年インプラントの長さがインプラントの予後に影響を与えることはほとんどないと言われています。
大切なことは長さではなく、清掃性であったり、埋入深度であった理、骨レベル、補綴形態などと言われており、長さがインプラント脱落のリスクファクターになることはほとんどありません。
近年ショートインプラントと呼ばれる、短いインプラント体が成立するのはその結果となります。

サージカルガイドも装着してインプラントを行うとなればサージカルガイド分の厚さもプラスされますので、インプラントの長さが短くなることは必然であることが考えられます。

インプラントの長期的な予後に長さはそこまで大きく関係はないので心配しないようにしましょう。
 
 
 

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インプラントの太さ

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

インプラントを選択する際に、インプラントの径(太さ)とインプラントの長さ、形状を選択します。
インプラントには複数種類があるほか、長さも太さも状態によっていろいろ存在するため部位や咬合などを考慮して適切なサイズのインプラントを選択する必要があります。

こちらのインプラントは当院で埋入したものではなく他院で昔行ったとのこと。
歯肉が腫脹してきたことにより来院されましたが、どこに問題があると思いますか。

答えは太さにあります。
奥歯のサイズ、インプラントブリッジのサイズとしては細すぎる可能性が高いのです。
このような細いインプラントを使用するときは、主にスペースの少ない狭い部位に実施することがありますが、垂直的にかかる奥歯に細いインプラントを入れてしまうと折れてしまうことがあるほか、細いインプラントに対して大きい補綴というギャップによりインプラント周囲炎に罹患するリスクが高いです。

これは当院で埋入しているインプラント。
臼歯部ではある程度太さのあるインプラントを使用します。
臼歯部の太さは、4.8-5.0のサイズが適切とされています。

骨の状態にもよりますが、咬合力や最終的な補綴設計を考慮しながら選択するようにしています。

 

 

 

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インプラントを埋入するタイミング

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

抜歯後にインプラントを埋入するタイミングはありますか?とご質問を受けました。
インプラントを埋入するタイミングの考え方は色々とあります。
近年の医療進歩により、抜歯と同時にインプラント埋入が可能になったりなど、昔に比べてかなり短縮されてきています。
しかし本当に大切なこととしては、インプラントを埋入してインプラントが口腔内に長期間維持するための口腔内になっているかどうかです。

骨との関係だけを確認すればいつでもインプラントは可能です。
一般的には、抜歯後2ヶ月から骨形成が始まってきますのでこのタイミングでインプラント埋入が可能となってきます。
抜歯即時インプラントといい、抜歯と同時にインプラント治療を行うこともあります。
これは抜歯される歯根の大きさや長さに対して埋入するインプラントの方が太く長いことで成立します。

しかし本当に大事なのは、「歯周病」の管理になります。
歯周病に影響する口腔内細菌が管理されているか。
結局のところどんなに骨がいい状態であっても、歯周病が管理されていなければ歯を失うリスクが高く、当然ながらインプラントを失うリスクも高くなります。
歯がしっかり磨けない方はインプラントはとてもではないですが埋入できません。

当院においても、インプラント前にまずは徹底して歯周病治療や、歯ブラシの管理をしていただきその後にインプラントという形をとっています。
基礎なしで家が成り立たないように、口腔内の環境改善がされていない状態でインプラントをしてもいずれ取れてしまいます。

まずはしっかりと歯周病のケアを行うようにしましょう。


 
 
 
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インプラントオーバーデンチャーという選択肢

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

義歯を安定させて使用するためにはあらゆる条件が必要です。

・適正な義歯設計(簡単に言うと小さすぎず、大きすぎず)
・残存する歯の状態(部分義歯の場合)
・残存する顎堤の高さや深さ
・口腔内粘膜の状態
・口腔内周囲筋の状態
・唾液分泌の状態
・安定した咬合

このように全ての条件が満たしたときに、安定して使用できる義歯というのが成立します。
しかしこの一つでも条件を逸脱してしまうと、外れやすくなってしまったり傷ができやすい義歯になります。

高齢になれば口腔内周囲の筋肉が衰え、それにより義歯の安定が悪くなることもありますし、高度の歯周病により顎の骨が溶けてしまった結果、義歯を維持する骨が少なく浮きやすい義歯となる場合もあります。
唾液の分泌が少ないのも義歯が安定しない原因にもなります。

そこで義歯の下にインプラントを埋入するインプラントオーバーデンチャーという選択肢があります。

このように吸収してしまった顎骨に注意しながらインプラントを埋入。
上部に義歯を装着していきます。
これにより物理的に義歯は外れなくなります。
外れない義歯を作成することにより、咬合力は回復し周辺筋肉や粘膜は回復され、より義歯が安定しやすいくなることもあります。

まずは動かず外れない義歯を目指し、それでも義歯が外れてしまう場合などはインプラントオーバーデンチャーという選択肢を入れてみるのもいいと思います。

 
 
 
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インプラント治療のデメリットを考える

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

欠損した場合の選択としてインプラント治療があります。
単独でインプラント補綴を行う場合、ブリッジでインプラントを補綴を行う場合、オーバーデンチャーとしてインプラントを行う場合などインプラント治療においても様々なシーンで使用します。

インプラント治療のメリットは非常に多く存在しますが、デメリットは何があるか今日は考えたいと思います。
世の中にはトレードオフという言葉があるように、メリットの裏には必ずデメリットが存在します。
インプラント治療におけるデメリットは

・保険外診療で高額になる
・骨がないとできない
・外科的侵襲が伴う
・自己免疫機能がない

まず保険外診療で高額になるということ。
一部は保険診療対象となることも先天的な疾患が条件であるが、当然ながら保険対象外のため高額になります。
1本あたり30万円かかると考えれば数本埋入するとかなり高額になっていきます。

骨がないとできないとことにおいては、インプラントは骨に埋入します。
よって、骨がないとインプラントは安定せずに脱落してしまいます。骨をつくるなどの処置を行う必要があり期間も含めた負担が増します。

外科的侵襲が伴うというのは、骨に埋入するため基本的に切開を行って行います。
ただ抜歯に比べると術後の疼痛はインプラントの方が楽な場合がほとんどです。

自己免疫機能がないというのは、インプラントはあくまでチタン製のボルトになります。
インプラント自体に免疫機能はなく、生体親和性が良いボルトです。
通常自分の歯であれば、神経があり、歯根膜が存在。それにより外的が訪れた場合でもある程度防御するための行動をとりますが、インプラントの場合はそれができません。感染には滅法弱いのが特徴。
そのため、歯と同じように、またはそれ以上にしっかりと管理する必要があります。

このようにデメリットが挙げられます。
しかしこのデメリットも、避けることもできます。
医療費控除を使う、骨がなくなる前に早めに治療開始する、感染しないための補綴設計、インプラント埋入設計を行うなど。

気になる方は相談してください。

 

 

 

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2回に分けたインプラント治療

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

前歯において抜歯即時インプラントと言って、抜歯と同時にインプラント埋入を行うことがあります。
これが可能となるのは前歯の歯根は単根であることが多くインプラントの径や長さの方が太く長いことが多いため抜歯と同時にインプラントを埋入してもしっかりと初期固定が得られる可能性が高いためです。

インプラントは骨と結合すると言われていても基本的に大切なこととして機械的結合が求められます。
埋入後の初期固定は非常に重要とされています。

抜歯前の状態。
歯根が短く吸収しているのがわかりますが、抜歯時に嚢胞をとっていくとかなり大きな骨欠損となりました。
そのため同時埋入はせずに骨造成を実施。
6ヶ月後に通常埋入を行いました。

骨造成後の骨は非常に厚みを持ち硬い良好な状態。
インプラントの初期固定も十分得られました。

期間はかかりましたが、この選択の方が長期的に維持できる可能性が非常に高いです。
インプラントも早期に治すのも大事ですが、長期的に機能することを目標に行っております。

 

 

 

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インプラントは3次元的な評価が必須

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

インプラント治療を行う上で骨の状態というのは非常に重要なファクターとなります。
その評価をどのようにするのか。

一般的に歯科医院で行うレントゲンは、歯を単体で撮影するレントゲンと、口腔内全体を撮影するレントゲンの2つになります。
もちろんこれである程度の骨の状態を確認することができますが、このレントゲンでの評価はあくまで平面的な評価です。

簡単にいうと、上記のレントゲン方法は二次元的な評価に過ぎず、3次元的な評価が必ず必要となってきます。

右下欠損に対してインプラントを検討している患者様。
他院でインプラントを勧められて受診。上記の二次元のレントゲンだとかなりしっかりとした骨があるのではないかと考えられます。しかしこれだけでインプラントを進めてしまうとうまくいきません。
実際このCTにて三次元的な評価を行うと

このように表側の骨がほとんどなく崖のように欠損しているのです。
二次元のレントゲンでは、裏側に骨の高さがあったため、十分に感じましたが実際はかなり薄い骨となっており、この状態ではインプラント治療は不能。骨造成後にインプラントが必要となっていきます。

インプラント治療以外においても、診査診断をしっかり行うことが正しい治療に向かいます。
まずは時間をかけてしっかりと診査診断を受けるようにしましょう。

 

 

 
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