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インプラントの骨結合
2020年2月18日
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
インプラントネタが続いておりますが、本日も少しインプラントのお話。
みなさん、インプラント手術を行った後どれぐらいで被せ物が入ると思いますか??
ひと昔前までは、
「今日、インプラントを行ったのでおよそ3ヶ月後に型取りに移行しましょう」
こんな感じでした。
しかしこれって実はあまり客観的ではなく、経験値から来たものであります。
最近では、何事も客観的に数値で表すことが重要になってきています。というより、それが可能となっています。
そもそも骨との結合状態というのは、個人差がありますし何よりも治療した部位や状況においても異なりますので、一概に経験値
だけで判断するのは、よくないのではないかと・・・
「オステル」
当院ではこの装置を使用しています。
正式名的には、共鳴振動周波分析装置とも呼ぶそうですが、インプラントメーカーが新しいインプラントを開発する時も、
学会などの研究で骨結合を計測し検証する時も、ISQ値=共鳴振動周波分析装置(オステル)を測ります。
数値の目安としては
60以下は低い安定性
65くらいは中程度の安定性
70以上は高い安定性
とされており、それを基準に最終的な被せ物の設計に移行していきます。
数値が極端に低い場合は、まだ待機するか、または再度埋入から始めた方がよさそうだとか…。
設計がブリッジになっていたのを負担が大きいから義歯にしようかなどの検討材料にもなります。
こうすることで、インプラントを被せた後も長期的に安定することが可能となります。
コジデンでは、埋入してから丸々2ヶ月で必ずオステルするようにしています。
その後、被せ物にするか待機するか、再度部位を変えて入れるかを検討するようにしています。
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