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埋入深度を変える

2023年5月22日

こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。

同じ方で同じ部位のインプラント治療。最初の写真は埋入深度が浅くスレッドが露出。

事前のシミュレーションではこの深度でもスレッド露出はなかったのですが、実際は骨が一部固くなっており、ホール形成がおそらく足りていない。

埋入を2枚目の写真ぐらいまで深く変更。

骨は舌側、頬側、近心、遠心と3次元的にインプラント体を覆うことが必要です。3箇所覆われていても1箇所が覆われていなければそこが細菌侵入部位となり、インプラント周囲炎やインプラントの結合に影響を与えます。

そのため全てが骨に覆われる必要がありますが、深すぎても補綴物に影響が出てしまいます。

骨を意識して極端に深くしてしまえば、補綴物は長くなってしまいますので清掃性に課題を残しインプラント周囲炎の原因にもなります。

今回も埋入深度を変えて、一部スレッドが露出した部位には骨造成を実施しました。

埋入深度は浅すぎても、深すぎても課題があります。インプラント治療においてはとても重要なポイントです。
 

 

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