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インプラントの補綴物
2023年8月19日
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
インプラント治療が被せ物を入れて終了した!
これで長かった治療とも一旦終了で安心。でも数ヶ月後被せ物が取れたり噛み合わせがやっぱり気になったり。インプラント治療後のトラブルや違和感は治療後の最初の1年でほとんど起きます。
逆に1年を超えるとほとんど何も起こらないのが実際です。当然管理が良いという条件ですけどね。
インプラントは大きく2つの構造に分かれています。
被せ物と、土台。
土台はフィクスチャーと呼ばれる骨に埋め込まれているもの。
それと繋いでいる被せ物の2重構造となっています。
フィクスチャーにトラブルが出ることはほとんどありませんが、被せ物にトラブルが出ることが最初の1年間で現れることがあります。
トラブルで最も多いのが被せ物の緩み。
被せ物がグラグラしてきて外れたりします。補綴の留め方としてスクリューリテインを用いていることがほとんどなのですが、そのスクリューに緩みが生じると外れてきます。
適正なトルクで締めていても緩むこともあります。
その方の咬合力や噛み合わせによって変わりますので、緩んできたらその原因を考えてトルクを強くするのか、フィクスチャーとの連結部の固定を見直すのかを考えます。
次に多いのがスクリューリテインの封鎖部の脱離です。
現在はほとんど補綴物はジルコニアを使用するのですが、スクリューリテイン部の封鎖はコンポジットレジンを使用します。
その材質の違いなどにより接着不良を起こし脱離したり、擦り減って凹みとして感じたりします。
このようなトラブル、他にもありますがインプラントの補綴物を入れた後、1年未満に起こってきます。
順次対応していますので気になる方はご連絡ください。
この1年の中でしっかりと対応しておくことでずっと使える補綴物として機能することができます。
何事もその方の適正に合わせた調整が必要ということです。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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