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セーフティ領域はどの程度設ける?
2023年9月8日
こんにちは、静岡市駿河区にある歯科医院、小嶋デンタルクリニックです。
下顎インプラントの治療計画中。
下顎臼歯部のインプラント治療でポイントなのが下歯槽神経との距離。
顎の骨が吸収して低くなってしまうと下歯槽神経との距離が短くなり、インプラントを埋入するための骨が少なくなってしまいます。
ではインプラントと下歯槽神経との距離は何mm離すことが望ましいか。
安全域はフィクスチャー先端から下歯槽神経まで2mmの距離です。インプラント学会ではフィクスチャー先端から1.5mmまで大丈夫という記述もありますが、2mm開けていれば術後の麻痺の可能性などは低くなると考えられます。
そのためあまり下歯槽神経との距離が取れない場合は先に骨造成を行うのが望ましいと考えられます。
今回のケースのプランニングでは下歯槽神経まではしっかり2mmの安全域を開けています。
必要であれば37の後ろは骨造成を行い、できるだけ埋入位置が低くならないようにすることが必要です。
せっかくインプラントをしても、術後麻痺や違和感が続くのは勿体無い。
できるだけ事前診査と正確な治療が必要となります。
気になる方はご相談ください。
コジデン院長ブログ(様々なことをゆる〜く書いています)
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